今、思うこと・・・2003年秋なぜ、私が癌に? いくら考えても分からない。 私の家系には癌の人はいません。ましてHER2なんて癌遺伝子はどこから来たの? 私はどちらかというと健康には気をつけていたほうだと思います。 食事、運動、生活習慣など。思い当たる事といえばストレス? でも、それだけで癌になるの? 突然、目の前に突きつけられた現実にショックを受け、とても戸惑っています。 今後、どのように生きていけばいいのか正直いって分かりません。 何もかも手探り状態なのです。 死ぬことが怖くないといえば嘘になるけれど、今のところそれほど死への恐怖は無くて、それよりも何が気掛かりかというと、それは娘のことです。 私は30歳の時に父が他界しました。その時私には家庭も子供もいて安定した生活を送っていましたが、それでも親を亡くした悲しみは強く、体重は激減し、人と話しをするのも困難になるほどでした。 そんな悲しみを癒してくれたのは親を喪った悲しみを分かち合える兄弟の存在でした。 兄、妹がいてくれたことをこの時ほど心強く思ったことはありません。 なのに、娘はまだ大学生、一人っ子で兄弟もいません。 親を喪う悲しみを分け合う人がいません。 せめて、娘を支えてくれる家庭ができるまで私は生きていたいと思います。 娘は成人しています。 幼子じゃないのが救いですが、親にとって子供は年齢ではなく、いつまでたっても子供なのです。 私は今、抗がん剤治療を受けながらも元気です。 でも、いつまで元気でいられるか分からないのが現状です。 元気でいられる「今」を後悔しないように、一日、一日を大切に生きて行きたいと思っています。 まだ、まだ、やりたい事や行きたい所がいっぱい、いっぱいあります。 一つ、一つ、達成できるよう夢を諦めないで努力していきたいと思います。 ジャンル別一覧
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