2008/03/07(金)23:32
寂聴☆仏様の耳が大きいのは?
寂聴 あおぞら説法
悲しい目にあった人、つらい目にあった人、
今もずうっと苦しんでいる人・・・
そういう人は、本当は話を聞いてもらいたいのです。
人間は悲しいこと、苦しいことを口に出して言うと、
胸がすうっとするものです。
だまってひとりで悲しさや苦しさに耐えているって、
とてもつらいこと!
だから人の話は、全身全霊で本気になって
聴いてあげましょう。
それだけで相手の心は和みます。
人間ができることって、せいぜいそれくらいです。
先日読んだ、瀬戸内寂聴さんの「あおぞら説法」
という本に書いてありました。
さらに、なるほどな!と思ったのは、
仏様の耳のお話です。
仏様の耳ってみんなとても大きいですよね。
それは、仏様がみんなの言うことを
聞いてくださるという印なんだそうです。
(そして口はとても小さい。おちょぼ口ですね。
ほとんどしゃべらないってことだそうです。)
悲しそうな顔をしている人がいたら、
「どうしてだろう?」と想像してあげてくださいね。
想像力こそが、相手を思いやる心=愛なんですよ。
ニッコリ笑顔を見せて、優しい顔をしてあげる
ことを「和顔施」と言うのだそうです。
お金や品物をプレゼントするだけではなく
「やさしい顔のプレゼント」
というのもありなんですね。
周りの人を、いい気分にしてあげられるよう、
いつも心をハッピーにしておきたいですね。
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