子ブタ危うし

月曜日 いつものように帰宅後スキー場へ。 山へ行く車の中で・・・ ボソッと子ブタが言った。 「明日、漢字の５０問テストあるんだよね・・・」と。 「じゃあ帰ってきたら漢字の練習しなきゃダメじゃん」 「先生は、８０点で合格点って言ってた・・・」 「じゃあ・・・９５点以下だったらテストが返ってきた日はスキーは行かせないよ」 「うぇ～っ絶対ダメだ～。９５点でも行ってもいいしょ～？」 「まぁ、間違え方によってだから、見てから考える」 スキーから帰ってきて、半分寝ながら必死になって勉強してた。 火曜日・・・ 「一問、全く解らなくて、あとは多分大丈夫だから、９８点だと思う・・・。」 「ふ～ぅん・・・そう・・・。」 「絶対だって～！！」 ５０問テストだから、一問２点。 ３つ間違えた時点で９４点。 どう考えても９５点になるハズがない。子ブタは、気づいているのだろうか・・・。 水曜日 ニヤニヤしながら帰ってきて・・・ 「母上様、どうかお願いします」と、テストを出した。 ９４点だった。 一問は、全く書けず、他の２問は、「糸へん」の字を「のぎへん」で書いていたのと 一画足らずの間違え。 努力していたのは、解っているので、最初から行かす事には変わりなかったのだけど ちょっとイジワルしたくなった母でした・・・。 「どうしよっかな～・・・」 「お母様～っ・・・・」 「今日も違うテストがあったんだけど、そっちはホントに点数が低いかも・・・」 「なにっ」 「いえ・・・」 「早く着替えなよ」 「やった～っ！！」 てな訳で、本日返ってくるテストが楽しみだ。