2008/06/24(火)13:52
本 「聖少女」 倉橋由美子
指の先から耳たぶまで、
申し分なく愛らしいペルシャ猫になること。
復刊を待ってた本の中の1冊
あたしは 主人公や登場人物に
共感したり 似ているところがあるなぁと思うと
その物語が大好きになってしまう性質があるのですが
この 未紀という少女には とても魅力はあるのだけど
あまり共感する事はありませんでした
あたしもある種のファザコンではあるのだけど(笑)
未紀のそれとは 違うものだからかなぁ
まあパパ自体が全然タイプが違いますけどね
この本の中では 特に作家が魅力的でした
ミステリアスな大人の女って感じがする
しっかし驚くのは これが最初に刊行されたのが 昭和40年という事です!
当時にしては ずいぶん刺激的ではなかったかなぁ
解説で 桜庭一樹が書いていた 3大少女小説
この「聖少女」と 森茉莉の「甘い蜜の部屋」←これはあたしも大好き
尾崎翠の「第七官界彷徨」はまだ読んでないので 探してみたいと思います