2007/07/21(土)23:55
『不完全なふたり』@新宿武蔵野館
今日は諏訪監督作品『不完全なふたり』を鑑賞。
新宿武蔵野館は同じフロアに小劇場が3つというスタイルで、隣で次に始まるのが『キサラギ』ということで大盛況だった。
で、こっちはというと15,6人といったところだっただろうか。
まぁただでさえフランス映画ってだけで敬遠されるのに、さらに今回のテーマが破局寸前のカップルの話。一般人は来ないよな。。。
以下、映画のレビュー
=========================================
この映画は別れることが決まっているカップルの姿を描いていて沈黙シーンがとても多い。
ただ、こういったシチュエーションでの沈黙というのは語るよりもエネルギーが必要で、見ている側もプレッシャーにどぎまぎしてしまう。
そして冷め切った二人の単なる夫婦喧嘩?かと思えばそういうわけでもない。
原題はa perfect couple、つまり完全なカップル、邦題とは真逆だ。
しかしながら完璧なカップルなど世の中に居やしない。
最良の伴侶をベターハーフというが決してベストではないのだ。
それでも人は結婚をする。なぜか。
やはり孤独でいることが辛いからだろう。
ゆえに無理に一つになろうとする。
融合などできるはずはないのに。
だから違いしっかりを受け入れねばならない。
受け入れた上で二人で一生かけて探りあいながら、一番近寄れる距離を見つけていくのが完全なカップルなのだと思う。
ラストシーンをどう感じ取るか?
あのラストシーンがなかったら本当にただの夫婦喧嘩だけの映画になってしまっただろう。
だからフランス映画はやめられない。
=========================================
その後、夏休みの旅行のチケットを買いにみどりの窓口へ行った。
新幹線とレンタカーを一緒に申し込む。
時期的な問題で割引が適用されなかったが、JRで一定距離使ってレンタカーを一緒に申し込むと運賃の10%と特急指定が20%割引になって結構お得らしい。ちょっと残念。
これで熊野までの行きは確保した。
日程もほぼ決まりだが、ラスト京都まで行って果たして帰れるのだろうか?
誘惑にかられなきゃいいんだけど。。。