2007/12/05(水)22:58
♪はじめての両手奏
園児のはじめての両手奏、難関です。
器用で賢い子はすんなりいきますが、そうばかりとは限りません。
たいてい、右利きのお子さんが多いので、両手を楽譜見て弾く。となると、なかなか苦しくなるお子さんもいますので、ここは自信を持たせつつ、「家で練習しなくては」「難しい」と思わないように、いろいろ計算してレッスンします(^-^)
私のレッスンで成功しているのは、
いきなり、ピアノで挑戦させません。
はじめは、
メロディーをしっかり歌います
楽譜のメロディーの1拍目を、○で囲います。
「音符で歌うよ。でも今日は音符に○がついているところに、歌いながら左手でタイコたたこう」
からはじめます。
歌いつつ、1拍目に、タイコなり、テーブルをたたくなり、エレクトーンがあれば下鍵盤をパーカッションにしたり、そこらへんは自由です。
その流れで、右手のメロディー弾きながら、左手は違う動き、結構なんなく、たのしくできます。
それから鍵盤に移行するようにしています。
鍵盤で左手、と構えるよりも、私のレッスンの場合、「リズム」から入るようにしています。
難しいバージョン、と称して、左手のタイコを、二分音符にしたり、いろいろ変化させてみたり。
その流れで難しくないよ~感覚で鍵盤に移行します。
意外に、気楽に取り組んでくれる園児たちです。
子どもたち、「叩く」って結構好きですね~
今日も、はじめて両手奏の子に、当然試しました。
もう、顔じゅう、ニコニコでした。
左手は、「ド」だけからです。
あとは、「おお、自分ってすごいな~」
って思ってもらうために、お母さんにレッスン室にはいっていただいて、その子の演奏を聴いて頂き、ほめていただきました。
今週はおうちで、お父さんにも、両手の演奏きいてもらってね。
小さいうちは、やっぱり、
「おとうさんやおかあさんに すごいね ってほめられるのが最高のご褒美」
だんだん難しく、バージョンアップしてしまうけど、はじめのうちは、両手奏もリズム叩いてる気分で十分OK!!
音楽は、メロディー、ハーモニー、リズム
基本の3要素ですから。
ピアノを弾く事に、まだまだ小さいうちは意味がわかりません。
楽しい。も大切
ほめられてうれしい。も大切。
小さいときは沢山、楽しい、嬉しいきもちもってもらうのはやっぱり大切ですね(^-^)