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♪音楽教室日記

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2008年06月10日
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気持ちをこめよう

これ、難しい、「注意」です。
仮に、本人は気持はこめてる。
「キモチ」って何??丁寧に取り組むこと???
人に伝える演奏??伝えるって何???
難しいです。

どんな気持ちでも想像でも、ありだと思います。
PC打ち込みのようでなければ。
生徒たち打ち込み演奏タイプは、多いんですよね。
結構きちんと弾ける子に。
手だけで弾いている。感じ。
そこを打開したい。

そこが曲の解釈なんでしょうね。
小さい子は小さい子なりに曲を感じたらいい。
そして、大人である私が、そこから想像力を膨らませたりして、
いろんな気持ちの込め方を学べればいい。

それなりに本を読みだした子は、
やっぱり、気持を込めるのは得意。
粗削りでも、わかるわかる♪
ここの部分は大事にしています。

テクニックやソルフェとは別に。

フォルテ・強く←これだけじゃわかりません。
同じフォルテも、固いフォルテ、柔らかいフォルテ・・数限りない。

少し大きくなってから、気持ちをこめろ!
突然言われても
「は???」
に、なりますね。
そういう子は、私が
「そこは、もっとやわらかく」
「え~フォルテって書いてあるのにー」
こういう事態に陥る事も、ある。

いつも、いつも、小さな曲から、曲のイメージを持つ意識。
ここから始まっているんです。
だから、毎日の生活の悲しみや嬉しい。怒り。
本を読んで感動する。
映画を見て感激する。
マンガでも、絵本でも!
役に立っているはずなんです。

ピアニストの「シプリアン カツァリス」の本と、公開レッスンなるものでは
その、想像力にうっとりでした。
絵本のようで、的確で。

たとえば
「そこは、はっぱが風に揺られて、はらはら落ちてきているようにです。」
こう、いわれたら、表現したくなりませんか?

たとえば小犬のワルツでは
冒頭の
「ら~ソラドシソラシラドシソラドシ・・・」と右手だけで弾きます。
そこは、普通に弾いたら、普通に「右手だけラッキー♪」
楽譜には
レッジェーロ(軽やかに)って書いてあります。
軽やかって、何???
まあ、軽く弾けばいいのか~。これじゃ、多分、つまらない。

さあ、どうやって軽やかに響かせるか?

ここはテクニックだけではなんともいかれない。
その、シプリアンは、
「少しゆっくりにはじめるけど、しかし、だんだん前向きになっていくように」
「前向き」・・前向きを経験していたら、想像もつく。
どんな前向き?
何かに失敗したけど、頑張ろうと誓ったとき?
歯医者に行くのが怖いけど勇気を持って扉を開けたとき?!
自分ができる想像でもいい。

題名が子犬なんだから、
小犬にちなんで、小犬が初めて外にでた。ちょっと怖い。あ~~でも開放感が~~~
で、前向き。

なんでもありですね。

私が過去のレッスンでは、よく、
「ここはホルンのように」「弦が響くように」
この手の多い先生でした。
生楽器は経験ないのですが、聴いていて予想がつく。
私は、エレクトーンをやっていたので、楽器の予想は結構イメージもわきました。
相乗効果で、
その楽器のイメージは、エレクトーンにも大活躍でした。

戻りますが、
その、シプリアン。
ノクターンop9-2では
出だしメロディー
「しそ~ふぁそふぁ~み~~」ドルチェ(甘く柔らかに)を、
「鍵盤の中をしっかり押して歌わせる」と表現しています。
これは頭の想像ではなくて、指の想像力。

これ、普通に、押せないです。
ピアノは押したって音色変わらないですから。
でも、押し込むように丁寧に歌いこむのが、想像できます。

「甘く柔らかに」っていわれてもどう解釈するか。
そして左手伴奏は
「ギタリストが伴奏をしている感じだ」とも、述べていました。

こんな解釈、想像力。これで曲が生きてくるんです。

歌えない、人に伝えられない、一本調子だ。

この、なんだかわけのわからない注意点。
想像してみる事も大事。妄想も空想も役に立ちます♪
こどものころ、幼稚園で

低い音でドンドン先生がピアノをたたくと「ぞう」のまねをする
高い音でとんとんとんと先生が弾くと「とり」のまねをする。
これは、リトミックでよくやることですが、
それの、バージョンアップですね。

演奏するのに、フォルテ!ピアノ!これだけじゃ、弾けないよ~ピアノ。
つまらないし。

微妙なニュアンス。

自分の楽しみでも、人に聞かせるでも、
大事な大事なポイントだと、思うのです。

生徒たちが想像しやすいように、伝えていくのも私の役目です。

しかし。こちらも熱中すると
曲の短い合間に、テンポよく?いうので
「にげろ!」「走れ~~」「眠りーー」「休~憩♪」「踊り踊り~♪♪」
意味わかんないですが・・・

表現力は難しいかも。
しかし、逆にいえば、簡単!!いってみたら、誰にでもできる!
想像したことを表現しようと思う気持ちさえ芽生えれば。





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Last updated  2008年06月10日 09時44分02秒
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