♪音楽教室日記

2008/06/25(水)09:49

♪主要3和音!

5-1・試験(グレード)(17)

以前も、この主要3和音について書いたのですが、カデンツ、コードネームとからめて。 この、主要3和音。 名前のとおり、「主要」3和音なんですよね。 簡単に言うと、 ハ長調でいうところの 「ドミソ、ドファラ、シレソ!」(CーFーG) これなんですが。 古典も、ロマンも、ベートーベンもショパンも! 結局、この主要3和音からできているようなものなんですよね。 そう考えると、 気の持ちようで、ベートーベンもとっても簡単♪ なんて思えてきてしまう♪♪ これだけじゃないじゃん! と思うかもですが、そこに、一瞬ヘ長調になったり、ト長調になったりもします。 ドミソを変身させて「ドソミソミソソソ」とかになったりもします。 でも、その程度(どの程度!??)なんです。 発展していっているだけなんです。 演奏力云々の前の、曲の形は。 そして、たまに、おしゃれな響きをピリッとさせてる事もある。 なんで、カデンツを勉強しなくちゃいけないのかって言ったら、 私の場合は、左手音符いっぱい弾いて難関!! 読むの大変!! なんて思わずに、 なんだ~結局カデンツじゃん! 余裕~~~♪ 「多分、この和音かな??」 この、見渡す余裕がほしい。 これを理解しているとしていないのでは、譜読みの時間半分違う。 と言っても、過言ではない気がします。 そして、暗譜をして日数経つと忘れてしまいがち。 でも、音符そのもので暗記しているよりも、 全体見渡して、和音を感じて覚えていたら、暗譜したものを思い出すのもたやすいと思う。 この考え方は、いろんな先生によりけりですから。 私の場合です。 そして、その、ヤマハのグレード。 私は、とっても大好きです。 何が好きかというと、カデンツも覚えていないと問題が解けない。 という事は、カデンツを覚えなくてはならない。 細かい詳細はおいといて、ですが、 10級では、 「ハ長調」「ト長調」「へ長調」「イ短調」このカデンツ(主要3和音)覚えていなくてはならない。 これ、きちんと覚えていたら、素晴らしいですよ。 級が上がるごとに、どんどんカデンツが増えていきます。 そして、バージョンアップしていって・・ 難しい話ですが、展開の形やら終止の形やらも、必然的に覚えていかなくてはなりません。 でも、積み重ねていたら、 悩みなし。 軽く、積み重ねる事はたやすい。とってもたやすい♪ 私は普通に、私個人の生徒たちにもしっかり受けさせています。 まだ、子どもたち、 「曲は練習するけど、何??カデンツなんて覚えても意味ないじゃ~~ん」 そんな感覚。 いくら、説明しても、意味ないじゃん! と思っててしまう。 そこで、「グレード試験!」 試験となれば、やっぱり覚えたくなるのが、人間の性???ですか・・ ただ・・ 残念な事に、そのグレード試験も、企業的には 「○○コース終了で○級うける」 って決まってますね。 これにうまく乗っていればいいのですが、現実、そのような場合、 中身ボロボロって事もあります。 なんとか合格させてあげるのが主旨の、 学習者グレード。 「わたし○級もってる~~」 「うちの子は○級もってます!」 だけでは判断はできないです。 10級合格していたら、9級合格していたら・・しっかりこの4種類のカデンツはすらすらできるかな?? しっかりできていて、次に進めていれば、 たやすく積み重なります。 しかしできていなければ、 積み重ねができなくなってしまうから・・・どこかで、何かが??起こります。 これも、以前書いたコンクールと似た話になりますが、 級をとっていっても、たいした話ではないんですよね。 現実問題。 級を取って、励みになったりやる気が出たりはとってもいいスパイス♪ しかし、中身が伴っていないと、 現実問題、う~~ん。頭を抱えてしまいます。 これも、また、どこかの級で、タイミングで、きちんと整理して理解するチャンスがきたら、よし♪です。 そこで、理解しようとする気合がはいるかな?? その流れできていたら、理解するということを、理解したくないかも?? 私が、自分の生徒たちもみて、試験官として、試験会場で試験をして、     確実に勉強されている9級と  ぼろぼろなあいまいな6級レベルは変わらない。 そう言っても、過言ではない。とすら思えます。 私の場合は、「グレードはあとからついてくる」 そんな感覚で取り組んでもらっています。 これも、私個人の生徒だからできる技なんですけどね。 簡単なメロディー。 童謡程度であれば、カデンツわかっていたら、メロディー聞き覚えで弾いて、 そして、そのメロディーになんとなく伴奏を頭で考えてつけられるんですよ。 これって、素敵な事じゃないですか?! メロディーしか書いていない楽譜に、 自分で想像して、和音がつけられたら♪ 楽しみも広がります。 これこそつかえる音楽♪ 楽しみ方は無限です♪ そのために、いろんな土台をつけていかれたら、 楽しみ方も、たくさん広がるんだと思うんです。

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