2008/12/06(土)02:33
♪いとしのエリー
今日は、年末の発表会に参加する子ではない、
レッスンでした。
たまたま。
今年は、サザンが活動休止ですから、
なんとなく、予備的に、
いとしのエリー(ハ長調)のコード付きメロディー譜を装備していました。
「これ知ってる??」
最初の子が知っていた事をきっかけにみんなに聞いたら
その問いに、
下は小学生6年生から、上は大人まで、100%知っていた。
は~。
サザンの力はどこまで及んでいるのか。
びっくりです。
「今日の初見大会、これにしない??」
私のレッスンでは、必ず、
こんにちわのあいさつ代わり?に、
初見大会をします。
別に大会ではないのですけど。
ウォーミングアップ程度に。
100%
「あ、やりたい」
でした。
レベルも様々ですから、
求めるところは違います。
こういう、歌ものは、
フレーズ感覚が養われるのです。
(と、私は思う)
はじめに、
気楽に、連弾的に私が伴奏弾きつつ、生徒はメロディーを弾く。
レベルの高い子に求めるのは
フレーズ感覚
「息継ぎどこにした?」
「なんで、ここで、息継ぎしたの??」
「起承転結は、どうやってわける??」
「段落はどこになる??」
矢継ぎ早に質問オンパレード。
歌ものは、息継ぎ感覚がつかみやすい。
歌詞を知らなくても、想像で、
「歌手なんだから~。もっと息続くでしょう」
「そこまで、息継ぎなしなら、苦しいでしょう」
もしも、歌詞が分かっていれば
「エリ~って言うところだから、もっとやさしいでしょう」
「エリーーーーーって、下品に呼ばないでしょう」
とか、
歌ものならでは、の、フレーズ感覚が養われます。
その感覚を普段のレパートリーで再現できるようになれば
文句なしです。
初見的にできる、よく知っている曲。
これはこれで、とても有意義です。
まだまだ必死レベルの子には、
この手の曲は、
16分音符沢山出てきますから
変に突っ込んだり、符点があったり、と、結構リズムトレーニングにもなります。
ハ長調楽譜でしたから。
これもまた和音の説明にも、結構使えます。
いろんな出版楽譜がありますが
この曲は、ドミナントモーションが沢山出てくるし
和音進行にも結構使えますから。
普段のヘビーなレパートリーは、それはそれで。
コードネーム、和音進行、フレーズ、リズムトレーニング、ちょっとした曲分析。
曲を使って出来る。
皆が知っている曲。
これはとても使えます。
発想の転換で、
たったこの1曲で、学べるべきことは沢山あるのです。
本人は、
ちょっと知っている曲を初見的にウォーミングアップ
ですけど、
いえいえ!!
どれだけいろんな事が学べるか♪
転がってます。
どんな曲にも学べる事が。
それにしても
大ファン経験のないサザンですが、
今年は、旬ですから~。
旬の曲で、ソルフェージュ力♪
食い付きが違いますからね
生徒達の。
サザン・・強し。恐るべしサザン・・