2009/07/16(木)10:25
♪JAZZをやりたいと言われたとき
以前、
大人の音楽教室、の名目で、
レッスン担当をしていた時の話なのですが、
大人の方は、
いろんな思いでレッスンに通われます。
ただ、思いはあってもかなり漠然です。
というか、ピアノレッスンって漠然感が漂いませんか??
子どもも含めて、みんな何がしたくてレッスンにきてるんだろう。
習わせるお母さんも、結構漠然で、
なんだかわからないけど
ピアノが弾けるように
って事なんですが、さて、それはどういう感じの??
と考えると、ぐるぐるするのです(笑)
だから、今私は日々のレッスンで
クラシックもやりたい
コード譜もやりたい
テレビの曲もやりたいし
連弾もそうだし、アンサンブルもそうですし、
変奏もやりたい
リハーモナイズもやりたい
歌も~弾き歌いも~~!!!
ピアノ教室でなくて、
ピアノがメインの音楽教室と言いたい希望なところです。
本当は、みんな何がやりたいのかがわからないから。
結局、
ピアノって、楽譜弾いてるだけじゃなくて
多分、あなたの好きな方法があるかもよ。
って、私はヒントを沢山あたえたいと思っているのかもしれないです。
上手く与えられているかは別にして、
なんですけどね(笑)
で。
ある大人の生徒さんが
「是非JAZZをやってみたい」
そういうのです。
こんな漠然と言われたら、担当講師は、何からやっていったらいいでしょう??
もちろん、その人が経験者か未経験者かで、また違いますけど。
で、その方は言うのです。
「曲は決めてあるので、それを見てください」
で、持ってこられた楽譜が、かなり難易度高いのです。
いい楽譜でしたが、
その方は、
以前クラシックをされていたようで、
かなり弾くのですけど、
その「JAZZ」の楽譜を、きちんと弾こうとされます。
そして、アドリブもメトロノームを使って練習されるのです。
そうか~~
そういう感覚なんだ~~
そう思った思い出があります。
私が思った
「JAZZをやってみたい」
という裏側は、
たとえば、ですが。
簡単な曲、たとえばキラキラ星あたり?を
普通バージョンとリハーモナイズ(JAZZ的なコードにかえる)させてみる
リズムの乗り方を考えて見る
優しいところで、裏拍を強くするとか、
タタのリズムをスウィングさせて、タ―タ、にするなど。
それから、
ワンノートサンバとか、Cジャムブルースとか
コードの数が少ないもので、
雰囲気を学んでとか。
なんか、そんな想像があるのですけどね。
そして、定番JAZZ曲を色々やってみるとか。
そんな流れのイメージを持っているのです。
あ。もちろん。その方の経験値で全然違いますけど。
そんなお話をする前に
その方は、
「JAZZの楽譜を買ってきて、きちんと練習してきます」
そういう形だったのです。
そうなんですよね。
結局
「JAZZやりたいです」のこのひと事でも
すご~~く感覚が開いてるわけで、
ピアノを習う
このひと事も、講師側と生徒側はすご~~く開いてるかもしれないですね。
もっと、たくさん、話してみよう。
わかってくれてると思っても、わかってくれてない事もあると思う。
特に、
一応指導者となれば、ある程度知識があるので、
ついつい、押しつけてしまいがちになるかもしれないです。
なんで、これを今やっているのか、
これ、説明必須かもしれないな。
生徒の中には
なんで、先生知らない曲(クラシックの練習曲的な)ばかりさせるんだろう
なんで、先生歌も歌わせるんだろう
なんで、先生カデンツ覚えさせるんだろう
なんで、テレビの曲は弾かせてくれないのかな~
なんで、なんで、なんで~~~
のオンパレードかも???
しれないですから。