★のんびり生活　～北の国から～★

もう今更緊張もしないのだけれど面倒くさいのがルパンの両親に会いに行くこと。
ルパンは私が面倒くさいとかなんとか感じてるなんて夢にも思ってないみたいだけど
実は私は会いに行くのも訪ねられるのも面倒くさくてたまらない。

別にルパンの両親が嫌いなわけではないし
意地悪されるとかそんなこともまったくなくて
むしろ初めて会ったときから親切にしてもらっている。
私のドイツ語がゼロレベルの頃から今に至るまで我慢強く付き合ってきてくれたし
今でも大学の課題なんかでドイツ語を直す必要があったら遠慮なく言うんだよ！
なんて国語（ドイツ語）の先生であるお父さんは言ってくれるし
本来なら感謝こそすれ会うのが面倒くさいなんて言ってはいけないはずなのだが。

今日もいつものように両親の家まで行ってご飯を一緒にした。
本当ならルパンの兄弟も集まる予定だったのだけれども
どういうわけかみんなの予定が合わなかったらしく
ルパンと私だけが両親を訪ねることになった。

そして食卓ではこの時期恒例の「クリスマスはどうする？」と言う話題が出た。
ルパンは私に『ギリシャ旅行に行かせないために』、もとい、
『ギリシャ人の男友達を訪ねて大晦日にギリシャに行って欲しくないために』、
クリスマスの代わりに大晦日と元旦を休みにした。
家族にはまさかそん理由で本来ならクリスマスを休みにしていたのに
急遽大晦日と元旦を休みに振り替えたなんて言える訳がなく
「それが仕事なんだよ」と言い訳をしていたのだが。

と言うわけでクリスマスの夜はルパンは仕事なので
家族みんなで夜ご飯が食べられない。
だからルパンはご飯の代わりに一緒にお茶をしようと提案する。
クリスマスは夜勤なのでその前なら時間があるから、と。
それに両親は大賛成し「じゃあクリスマスは一緒にクリスマスお茶会」と落ち着いたのだが
そこでお父さんが「フジっ子は夜はひとりで寂しくないのか？」と余計なことを言い出す。
そう言われれば寂しい気もしないでもないけど
ひとり気ままに夜パソコンに向かうのになんて慣れているし・・と思いつつも
「ちょっと寂しいけど」なんて言ってしまったら
「じゃー去年みたいに家に泊まりにくればいい！」と言う提案が・・・・。



きょ・・・去年みたいにお泊り・・・・・って・・。



するとルパンもお母さんも大賛成で
「そうだ、そうだ、そうだ、そうすればいい！」
いや、別にいいんだけど・・・・。
私嫁でもないのに２年連続彼氏の実家に彼氏なしでお泊りでふか・・。


「いや、ひとりでいいです」なんて言えないよ・・。

言えないよ～好きだなんて～誰よりもきみが近すぎて～♪・・・・（郷ひろみ）