|
カテゴリ:日常生活
昼過ぎに家に帰ってきたルパンは家に誰もいないので
私がどこにいるのか確かめるべく電話をかけてきた。 私は町で野暮用を片付けていただけだったので 「あと20分くらいで帰る」と告げたのだけれど 途中であるお店に入ったらなんか試着したくなってしまい あれやこれやと試しているうちに1時間も過ぎてしまった。 そしたらまたルパンから電話がかかってきたのだけれど 会計で忙しかったのでちょっと無視してあとでかけ直した。 「あっフジっ子!どこにいるの?! 20分で帰るって言ったのにもう1時間だよ?!」 「ごめ~ん。ちょっと寄り道しちゃってさー。」 「なんだそっか・・・。何かあったのかと思って・・僕・・僕・・。」 (↑ルパンは意外にやさしい) 「ごめんね~。全然元気だよ! ところであと10分で家に着くけど、スーパーで待ち合わせね?」 「わかったよ、じゃあまた後でね!」 ってことでスーパー前でいつものように待ち合わせて夜ごはんの買出しに。 今日は健康メニューってことで野菜スープと決めていた。 昨日はラザニアと言う超高カロリーなものを食べたので 今日は抑えて野菜スープで我慢してプラマイゼロにしようと言う魂胆。 スープのベースはトマト。 今日私が使ったお野菜は、玉ねぎ、ブロッコリ、それからパプリカ。 そしてお肉が好きなルパンのためにソーセージをタコさん切りにして入れてあげた。 そしてお米が好きな私のためにご飯も1カップ分だけ炊いておいた。 さぁごはんにしましょう!ってことで食べ初めたのだけど、 私はどういうわけかコップに水を注いだ後に二つのコップを倒してしまい テーブルをびちょびちょにさせてしまった。 「あ~!フジっ子のドジッドジッドジッ!」 とルパンに散々ドジっぷりを褒め称えられた・・・。 私は確かにドジだよ・・・確かに抜けてるよ・・・。 でもそんなにドジドジ言わなくたっていいじゃんかー! と心の中で思っていたらルパンが急に咳き込んだ。 えっ!私毒入れてないよ?! ルパンは急に水をごくごく飲みだした。しかも何杯も。 そして白いご飯をガツガツと食べだした。 少し落ち着いた頃ルパンは言った。 「スープに何を入れた?」 えっとえっと、スープに入っているのは、 オリーブ油、玉ねぎ、ブロッコリ、パプリカ、 ソーセージ、コンソメ、胡椒少々・・・・・・ それから・・・・・ あっそうだそうだ! とうがらし とうがらしの入れすぎに注意。 「だってルパンは暴君ハバネロも好きだし、 何かって言うと辛くしてね!っていうし!」 食べてみたいなハバネロカレー・・・。ごくっ。 「好きだけど、あんなおっきなかたまり食べたら死んじゃうよー!」 刻んだつもりだったんだけど、まだ大きかったらしく・・・。 トマトスープと一体化したとうがらしが 何も知らないルパンに見えるはずもなく・・・。(両方真っ赤) ルパンは思い切ってぱくりととうがらしを食べちゃったようだ・・・。 (私はしっかりでっかいのは避けながらスープを飲んでいた。) こうしてまた伝説を作ってしまった私・・・。 今日は寝るまでコップの水をこぼしたことと 辛すぎたスープのことを言われるんだろうな・・・。 だって今さっきもまた私のいる部屋にやって来て 「君は本当にドジなんだよなー。 君以外の人間が同じことしたら僕は許さないけどね、 愛する君だから何をしても許してしまうよ。ハハハハハ!」 ハハハハハ!って! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.23 03:43:10
コメント(0) | コメントを書く |