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カテゴリ:つぶやき
私はドイツに来た当初、実は語学学校にちょろっと通っていた。
もともと大学の語学コースに入る予定だったのでほんの短期間だけ。 語学学校について今まで全く触れなかったのはあまりいい思い出がないからなのだが 少し時間が経ったのでちょろちょろと書き綴っておこうかなーなんて突然思った。 私は英語を習うにもイタリア語を習うにも、 日本で公的機関は利用したことがあるのだけれども 私立の語学教室とか語学学校は一度も使ったことがない。 理由は、高いから。ただそれだけなんだけれども重要なポイントだと思う。 現地で語学学校に通ったのもドイツが初めてで、 英語の場合は現地高校に通っていたわけだし イタリアも現地の大学に通っていたので特に必要なかった。 ドイツでも現地の大学の語学コースに入る予定だったので あえて語学学校に入る必要もなかったのだけれども 大学の語学コースまで時間があったので準備にと思って申し込んだのだ。 語学学校には日本人が多いと聞いてはいたけれど本当に日本人がいっぱいいた。 別に私は現地で日本語を話さずに生きていくつもりもなかったので 特に気にもしなかったし気が合えば仲良くなりたいと思っていた。 同じ日本人でも目的やバックグラウンドは様々でとても興味深かった。 私のように大学入学を目指す人はひとりもいなかった。 (そういう人は多分大学の語学コースだけで済ますんだろう) 一番多かったのは独文科の大学生で休学してドイツにやってきた子たち。 休学してまで来るなんてすごいなーと単純に感心。 そしてさすが独文科なだけあってドイツ語も上手だった。 その次に多かったのはワーホリの人たち。 すでに働いて自分でお金を貯めてやって来ている人たちで これまた私はその経済的に独立していることに単純に感心。 その次に多かった、と言うかまぁ実はひとりしかしらないのだけれども 何のためにドイツに来たのか本当によくわからない人。 年齢はものすごく若かったんだけれども 別に語学に磨きをかけたいわけでもないらしく なぜか何ヶ月もずっと初歩コースにいるとか・・・。 語学留学ビザで1年滞在する予定らしいのだが 帰った後に何をしたいかも特に決まっていないと言っていた。 個人的にはその若さで、計画もなしによく親がお金を出してくれたなぁと感心。 まぁそれでも特に嫌な人でもなかったので適度な付き合いはあったのだけど ちょっと距離が縮まると色んな話をしてくれて私はちょっと引いてしまった。 早い話が、こちらで不純異性交遊をしていると言うような内容。 (↑不純異性交遊なんて言葉いまどき使わないって?) 私は客観的に見て「不純」と解したけどこの人には「純」だったのかもしれない。 何ていうか、私本当にそういうのダメで。 まじめに、清純なお付き合いをするならまだしも (何をもって清純かは人それぞれだが・・・) そういう風に一度にとっかえひっかえって言うのは本当にダメで。 これは何歳でも、男でも女でも、ドイツ人でもインド人でもダメで。 生理的に受け入れられないと言うか。 それ以前に 「そんな風に軽々しくすると日本人全体のイメージダウンになるからやめて!」 と叫びたかったのだけれども小心の私はそんなことも言えず。 でもきっとこの人といい思いをした異性たちは国に帰って話しているはず。 どうせ外国に行かせてもらえるのなら何か目的を持てばいいのに・・・ といつもいつも思って歯がゆかった。 世の中には外国で勉強したくても事情でそれが叶わない人も多いのに。 せっかく親がいいよと言ってくれてドイツに来れたのに これじゃあ親も泣いてしまうよ・・と老婆心ながら思っていた。 多分こういうケースはドイツだけじゃなくてどこの国でもあるんだろうなぁ。 語学学校は入るのに特に制限がないし自分に厳しくも優しくもなれる場所だ。 他の国のことはわからないけれどドイツの大学の語学コースだと 大抵の場合すでにある程度のレベルを要求されることも多い。 でも語学学校は基本的にいつでも誰でも入学できる。 それをうまく活用すればプラスになると思うのだけれども 下手に使えば自分がどんどん堕落してしまう気もする。 しかも外国だと何となく現実離れしているし(特に最初) ぱーっと派手にやりたくなってしまうのかもしれない。 ぱーっと派手にやりたくなってしまう気持ちもわからなくないけど 別の方法でぱーっとやることはできないのだろうか・・・。 それでもこの人以外の日本人は普通に感じのいい人ばかりだったので そこまで悪い思い出でもないのだけれどもこの人の印象が強すぎて 何となく今まで封印していた。 最後に一言・・・・。 語学学校は、やっぱり高い! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.18 07:55:27
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