★のんびり生活　～北の国から～★

なんだかんだで７月も今日でおわり。
時間が経つのは意外に早いもので私もすっかりここの空気に馴染んでいる。
ここにいると自分の生活の基盤がドイツにあることが夢のように思えてくる。
そしてルパンの存在も、ルパンとの関係もすべてまやかしのような気すらしてくる。
自分はどっちの世界に属するべきなのか、最終的には属するのか、
なんてふと考えてみたりするけど答えは見つからない。
とりあえず今を楽しもうと言うことで今日も美味しいものを沢山食べた。




夜オンラインになるとドイツにいるある友人もいたので少し話した。
彼女は日本からそう遠くない国出身の子なのだけれど
この２年間、ＤＳＨ試験に通るためにドイツ語を勉強してきた。
（※ＤＳＨ試験：ドイツの大学で勉強するために必要な外国人用のドイツ語試験）
出身国が近いこと、同い年であること、ドイツで体調を崩したこと・・・
などと似通った境遇なだけに何か惹かれるものがあって仲良くなった。
ところが彼女はとうとう本帰国することになったようなのだ。

理由は、ＤＳＨ試験に合格することができなかったから。
ドイツの大学で外国人が勉強するにはＤＳＨやＴｅｓｔＤａｆといった
語学力を証明するための試験を受けなければならない。
ちょうど英語で言うＴＯＥＦＬのようなものだ。
私は運よく一回目で通ることが出来たのだけれど
彼女は何度も受けても通ることができなかったらしい・・・。
そしてとうとう本帰国。


何と言うか、言葉にならない。


私がドイツに帰る頃、まだ彼女はドイツにいるので会えるのだけれど
９月の下旬にはもう帰ることが決まっているらしい。


「フジっ子は本当にいい友達で、
　お互い知り合ってからはまだ２年も経っていないのに
　まるでもっと長い間知っているような気がするの。
　色々親切にしてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱい。
　私、これから日本語をちゃんと勉強してみようかと思ってる・・。」

と言ってくれた。



さみしい。かなしい。さみしい。