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二十年位前、タイでスピードメーターの動く車を見かけることは滅多に無かった。最近は、みんなピカピカの車を持ている。タイの物価からすると車は驚くほど高い。新車一台分のお金で小さな家が二件建つ。
安いピックアップでも五十万バーツはするから、平均的会社員なら、五年は呑まず食わずで働かなければならないはずなのに、どうして車が買えるのだろう。不思議だ。 車はよくもって十数年、ぶつけてしまえば鉄屑である。それだけのお金があるのなら、中古車で我慢して土地でも家でも買ったほうがましだと思うけれど、そうはいかないらしい。 ぱりっとした服を着てカッコいい新車を乗り回す人の家へいってみれば、トタン屋根のごく小さな高床家屋で、そこで一番立派なものは車庫だったりする。 車を持っていると鼻が高い。一目置かれる。お金持ちのように思われる。これがたまらなく嬉しい。 幾ら立派な家を建てても、持ち運びができないのでみんなに見てもらうわけにはいかない。 車ならたくさんの人に見せびらかし、自慢することができる。無理してでも車を買ったほうがいい、結局、こういうことらいし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 15, 2004 02:33:23 PM
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