2008/04/28(月)08:16
角館へ行こう
2008/04/23 mercoledi
今月に入って、少し仕事が暇になった関白が、駅のポスターでも見たらしく、
「角館に花見に行こう。切符買っといて」
そんなこと言い置いて、出張に発ったのは先週のことでした。
朝7:02上野発のこまちで10時過ぎに着きました。
ところが、駅で小耳に挟んだところによると、武家屋敷の枝垂れは、
昨日で殆ど散ってしまったというではありませんか。
雨が降ったわけでも、風が強かったわけでもなく、気温が高すぎたんだろうね!
というのです。
そういえば、昨日は23度にもなったと報じていました。
とにもかくにも、先ず、桧木内川のソメイヨシノを見に行きました。
当に満開
1つ1つの花がすべて、開ききった様子は、大きな目を見開いて、
見つめられてるような迫力です。
花心のうっすらピンク色が可愛い
約2kmという川縁を散策した後、武家屋敷の方に行きました。
残念なことに、確かに、殆どの花は散っていました。
でも、みんな見事な古木なのに驚きます。
花はなくても、人も店も賑わっています。
突然のことでしたから、何の予備知識もなく訪れたので、降りしきる花びらの中、
それぞれの武家屋敷を見ながら、この街の歴史を訪ねます。
「解体新書」の挿絵画家小田野直武のことも初めて知りました。
屋敷の庭には、びっしり1面花びらが・・・
武家屋敷を一通り見たところで、帰りの新幹線の時間まで2時間近くありました。
も1度河原の方に行ってみようか?
などと言いながら歩いていると、目に飛び込んできたのが、
八津というカタクリの群生地のポスター
秋田内陸線で15分とあります。
でも、往って帰って新幹線に間に合う電車があるでしょうか?
早速、観光案内に飛び込んで調べて貰いました。
「今は臨時がありますから~」
丁度、向こうで30分ぐらいはいられそうです。
それ、とばかりに駅に急ぎます。
ああ、こういう電車に乗ってみたかったんです。
3つ目の駅で降りると、向こうから若い女性が転がるように走ってきます。
というか、ホントに躓いて転がってしまったのですが・・・
入園料300円、出張徴収なのでした。
A~Eまでのブロックがあり、更に○番とか×番とかあるようです。
とにかく、一番駅に近い所を目指します。
山道をほんの僅か登ると、開けた一面が紫色です。
お~お、間違いなく全部カタクリの花です。
周辺には、栗のイガが落ちていたりしましたから、ここは栗林のようです。
カタクリと栗にどのような関係があるのかないのか。
まだまだ奥には、いくつもの群生地があるようで、見てみたい気もしましたが、
今回は、あまり時間もないので、ここで引き返しました。
でも、十分満足できる群生でした。
駅の周辺は、長閑な田園風景というのでしょうか。
流れる水の音と、蛙の声と・・・
辺り一面土筆です。
「オイオイ、採るなよ」
小学校の低学年を信州の田舎で過ごした関白は、
その頃食べた思い出でもあるのでしょうか。
帰りは上野着19:46。
余裕の日帰り旅でした。