2005/01/08(土)02:47
ミラネーゼのセンス
ミラノに来て、いわゆる
「ミラネーゼファッション」というものを
毎日に目にしている。
日本の雑誌で紹介されているような
素敵な女性が街中にあふれている。
一番感じるのは、大人の女性が美しいということだ。
派手な化粧をしたり、派手な服装をしたり、
ということではない。
お金をかけているということでもない。
大人が大人らしく、大人である主張を
さりげなくしているのだ。
自分にとって、何が自分を映えさせるのか、
ちゃんとわかっているのだ。
たとえば、スタイル。
スポーツクラブに通って、すばらしいスタイルを維持している人は多いだろう。
また、お金をかけずに常に歩いたり
自転車にのって、運動量を毎日キープしているとよく聞く。
もちろん、ダイエットという言葉もあるが
どちらかというと、食べずに痩せるというよりは
美味しいものを食べて、ストレスは溜めずに
運動で、スタイルを維持する方法が多いようだ。
おしりがキュッと引き締まって、
ぷりぷりんと持ちあがっているのを見ると
なんとも羨ましくなる。
ジーンズやパンツのラインが美しいのだ。
ファッションに、年齢はない。
好きなものを好きなように身につけている。
後姿で、「あ、素敵なジーンズ姿!」と注目し、
前から、みたら60歳は超えているような
女性を見たこともなんどもある。
素敵だ。似合っているのだ。
母と娘、孫と祖母が同じような服装をしていることもあるのだ。
決して無理な若作りをしているわけではない。
嫌味っぽさもない。
なんだろう。女性を美しくみせる方法を
ちゃんと心得ているのだろうか・・・。
色の組み合わせのセンスもスゴイと思う。
黒と鮮やかな水色を合わせたミラネーゼを見たときには
同じ水色が違ってみえた。
きっと、自分の肌の色もちゃんと考えた選択なのだろう。
黒とオレンジという組み合わせも、街中のミラネーゼから学んだ。
水色やオレンジといっても、種類はたくさんある。
じっくり試着して、微妙な色の違いを見て
洋服選びをすることもミラネーゼの鉄則らしい。
この日記を書き始めるきっかけは
「素敵な大人の女性とは・・・」というのが
コンセプトだった。
昨年は試行錯誤の段階で、コンセプトを考えずに
日記を書くことに必死だったが、
今年は、ミラネーゼから学ぶ
「素敵な大人の女性」というテーマを
私の中に取り入れていきたいと思う。
ファッションももちろんだが、その生きかたや
美しさの見せ方等をこの日記を通して
学んでみたいと思う。
うわぁ、なんだか「別人キアーレ」だなあ・・・(ポリポリ)