2009/02/27(金)18:30
祝!?治療一段落!
放射線が終わり、今後は3か月ごとのチェックと注射、
それに毎日の服薬が今後続きますが、ひとまず連日の通院は終了。
ちょっとだけ、ひゃっほう♪な気分。
図書館でこれを借りて読みました。
原題は「Your Life in Your Hands」ですが、日本語版は「乳がんと牛乳」。
日本語版を訳された方の意向でこうなったのかなぁ。
もうちょっと乳がん全般に興味のある人に手に取ってもらえるようなタイトルの方が
良かったんじゃないかと思います。
乳がんと牛乳
本は3センチ弱の厚さで、前半は著者の乳がん発見エピソードから
手術方法の選択で失敗したと思ってることなどが、わりと落ち着いた文章で
読みやすく書かれており、「そうそう、そうなんだよねぇ」と共感しながら読み進みました。
全切除と抗がん剤、放射線治療をされている著者です。
しかも何度も再発して首あたりにしこりが出た時には後3か月または6か月もてばいいだろう
と医師が思っていたのに、今は平癒して暮らしているそうです。
そしてご自身の経験から病院の選び方や医師との付き合い方、抗がん剤や骨シンチ
や放射線治療を出来るだけ負担無く過ごすための工夫や、まだ罹患していないけど
何となく不安な女性たちへのアドバイスなど、タイトルから想像していなかった内容も
かなりあり、読み応えがありました。
著者は地球科学者という立場から「なぜ自分が乳がんに?!」という疑問を解きたい
という強い思い、そしてここは私も強く共感したのですが「3大療法」後は
他の慢性疾患のような生活指導もなく定期検査だけ受けつづける、後手後手感^^;;;
これは何か対策があるはずだ!と科学者魂に火がついたそうです。
前半で最初に病院にかかった時のことが書かれてあり、その中に
「治療を待つ女性の共通点を探し出そうとした」とあり、さすが・・・^^;;;
こういう視点で見てしまうのも研究者の職業柄なんでしょうね。
私も初回の入院前に幕内先生の著書で乳がん患者は顕著に「洋食好き(パン好き)が多い」
と書かれていたのを読んでいたので、同室の患者さんを見てるうちに
観察してしまったのを覚えています。確かにパン好きが多かった・・・
(2回目入院の同室の方もそうでした。もちろん私も。)
本の後半は、3大療法後の生活のアドバイスです。
気になってたゲルソン療法についても著者の見解が書かれていました。
ゲルソン療法は、「む、無理だ・・・・」と思って
「これが出来ないと克服できないんだろうか」と時々思い出して不安だったのですが、
それも解消されました。あ、ゲルソン療法を私は否定しないです。
あれは塩分禁止なんです。塩分は少ない方がいいと思うんだけど
「じゃあみそ汁は?」と思うと私の生活が成り立ちません。
食生活はすっごくまとめてしまうと「マクロビオティック」の考えをお薦めしてました。
すでに玄米や菜食傾向が強い生活になってるので(といっても一昨日親子丼作ったな、私)
あとは乳製品を取り込まないことを熱心にやってみようと思います。
乳がんリスクでよく言われる項目にかなり当てはまるタイプの私ですが、
この本を読んでさらに納得してしまいました。
子どもの頃から水代わりに牛乳を飲むような生活をしてたんです。
給食以外に家で一日500ccは飲んでたな。
20歳越えてからもたまに500ccパックを一気に飲んじゃうようなこともあったな。
乳製品がダメなので殆どの市販の洋菓子は食べられないことになります。
市販のクッキー類はもう買わなくなって長いけど、バターを入れたお菓子を
焼いたりするのがなぁ、出来なくなるなぁ。
自分で食べずに人様にプレゼントっていうのもどうなんだ?と思うし悩みどころ。
市販のパンも食べられないな。
リーンなパンを自作してたまに楽しむ程度にしよう。最近作るパンは乳製品を
入れてないからこれは、やれそうだわ^^
生活改善なく漫然と過ごすよりもやりがいがあって、いいかもしれない!
My Life in My Handsだもんね。(と納得してみる)