|
カテゴリ:愛読書
この小説はソニーからPS2用の同名コンピューターゲーム 『ICO』を元にその物語世界をノベライズした作品です。 ゲームをやった方はまた違う楽しみ方があると思いますが 私は全くゲームは知らずにこの小説を読みました。 ストーリーは何十年かに一人生まれる小さな角を持つ子供はニエと呼ばれ その角が成長したときに霧の城へ生贄としてささげられる運命にある。 主人公イコもまたニエとしてこの世に生まれ、霧の城へささげられる日が近づいている。 ある日友達のトトが「光輝の書」を手に入れかえってきたとたん石に変わってしまう。 その書がイコの運命を大きくゆるがしていく。。。。という物語です。 実は読むのに少し苦戦しました。 宮部さんの作品で一番読みが進まなかったです。 なぜかというとこの小説ってゲームをやっている人を見てるような感覚になるんですよ。 自分がゲームをしているときって面白くてそうそう眠くならないけど 人がゲームをしているのを観てるのってちょっと眠くならないですか? なんかそんな感じなんですよね~ 話はとっても幻想的でゲームならすぐその世界に惹きこまれてしまうのかもしれないけれど 小説だとなかなか難しいというのもあるかもしれないです。 それでも途中の時の娘、ヨルダの回想シーンから徐々に 小説の世界に惹きこまれていきました。 最終的にはとても良い終わり方でした。 ゲームのハッピーエンドはいいですよね そのエンドロールを観るために長時間ゲーム頑張るんですものね~。 ちなみにゲームはこちらから→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月16日 16時55分48秒
コメント(0) | コメントを書く
[愛読書] カテゴリの最新記事
|