2007/07/24(火)23:47
『欲しいのは、あなただけ』小手鞠るい著
69.欲しいのは、あなただけ
自分を見失うほど激しくひとりの人に溺れ、その結果すべてを失ってもなお、幸福でいられるような恋とは?ひりひりするほど熱い言葉で書かれた、痛いほど切ない、ふたつの恋。
熱く、痛く、切ない、究極の恋愛小説。
読み終わったあとの感想を一言で言うと気持ち悪い(すみません)
途中何度も読むのやめようかと思ったんだけど自分の負けず嫌いな性格が災いして
結局完読しました。
私にはとうてい理解出来ないです。
自分を見失い誰かにおぼれる割にはどうでもいい人と結婚して
また不倫の恋に走ってその人に捨てられる。
でもこの主人公の人はこれを何度も繰り返して生きていくんでしょうね。
恋とは学習できないものなんですもの。
この本はこの1行に尽きるでしょうね(唯川恵さんのおっしゃるとおり)
でも熱いのは本人だけだし、痛いのも本人だし、切ないのも本人だけっていう
なんか後味の悪い自己陶酔の小説だったなあ。。。。
本人が幸せであればそれで良いのでしょうが。
他人があれこれ言っても恋愛は止められないですもの。
たぶん、身を焦がれるような恋をしている人は自分自身を重ねてしまうんでしょう。
でもこの本の主人公は結局恋に生きていて愛を知らずにいるのが悲しいです。
申し訳ないけど後味が悪いので早く別の本を読みたいと思ってしまう作品でした。
こういう作品も久しぶりです。
ある意味インパクトがある小説と言えるとも思いますが。
関係ないけど旦那サマがこの本のタイトルを見て
「お前、エロい本読んでるなあ」と言ってました。
男性から見るとこのタイトルっていやらしいのかなあ?
私は特にそういうことは感じなかったけど( ´-`)