|
カテゴリ:愛読書
深泥丘奇談 121.深泥丘奇談 京都の奥には、何かが潜んでいる・・・。深尼丘病院の屋上で見た幻鳥、病院の地下へと続く会談、痛む歯、薄れゆく街の記憶・・・作家である「私」がみた日常が一瞬にして怪談に変わるとき、世界は裏の顔を表す 9編の連作短編集です。 「悪霊憑き」のみ読んだことがありました。 以前「川に死体のある風景」を読んだことがあってそこに収められていました。 その時読んだ時はそれはそれで違和感がなかったんだけど こうやって改めて連作で読んでみるとやっぱりこの位置で読まないと はっきり作品の意図が読み取れなかったんだなあと思いました。 今までの綾辻さんの作風とはちょっと違って直接的な恐怖ではなく とても不思議なちょっと背中がゾクっとする白昼夢のような作品になっています。 これなら怖いのが苦手な人でも読めるかなあ~。 違った意味できちんと怖いけど。 私的には一番最初の「顔」が一番怖くて一番好きな作品です。 ちちちち・・・・・。 「長びく雨」も怖かったなあ・・・。 でも全編通して私が一番怖かったのは奥さんだったりします。 主人公が通う深泥丘病院は行きたくないですね~(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月01日 10時23分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[愛読書] カテゴリの最新記事
|