2008/11/04(火)10:59
『真夜中の運動会』池永陽著
真夜中の運動会
271.真夜中の運動会
大学受験を控えた布施靖の家庭は、波風の立たない平和なものだった。しかし、じいちゃんがボケ始めた日を境に、すべての歯車が狂い出す。父親のリストラ、いそいそと外出する母親の不審な行動、靖を誘惑する年上の女性、そして、愛する彼女がひた隠す謎の過去。
ちょっと想像していた物語と違ったなあ・・・。
大学受験を控えた靖が中心に描かれている物語で
もうちょっとおじいちゃんにスポットライトが当ってるのかと
思ったらそうでもなく家族みんなが主人公って感じかな。
ちょっといろいろ欲張りすぎたかなって感はあります。
まあ最終的には上手くまとまるんだけど・・・。
介護とか痴呆についてもうちょっと触れてほしかったなあとも思います。
どちらかというと青春小説のような印象を受けました。
面白くなくはないんだけどなんとなく不完全燃焼。
でも最後の真夜中の運動会は良かったです。