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カテゴリ:愛読書
聖女の救済 54.聖女の救済 男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。 相変わらず読ませる力は凄いなあと思います。ものすごい一気読み。 読み終わって思ったことは・・・・なんだ、この被害者。 被害者の屈折したというかちょっと変わった固定観念というか そこらへんがどうも理解出来ない。 ネタバレになっちゃうので詳しく書けないんだけど とにかく腹立たしい感覚の持ち主です。 特に女性にとっては・・・・・。 そんな被害者なのであまり同情する気にはなれないんだけど これほどまでに賢くて聡明な女性が何故この男に惹かれてしまうかなあって いうのもちょっと疑問でした。 こんな偏った考え方の男性だったら絶対途中で気が付くと思うんだけど そうでもないのかなあ・・・・。 トリック云々よりそっちの方が気になってしょうがなかったです。 こんな男のために人生を棒に振るなんて馬鹿だよなあと。 タイトルの意味を知ったときはちょっとゾクっとします。 愛を信じた聖女の救済は矛盾と悲しみに満ちあふれています。 あと作中に福山雅治を出すのは狙い過ぎかな(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月19日 13時49分20秒
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