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カテゴリ:愛読書
まとめの続きです(*^_^*)
76冊目は楽天にはなかったのですが久世光彦さんの「怖い絵」を読みました。 全て同じ主人公が語っていて、小説というよりは自叙伝のような雰囲気を 持っているのだけれど、絵ってどんな絵でも見ようによって怖くなって しまうのだなあと思わせる作品でした。 とても幻想的で不思議な雰囲気です。 思い出探偵 77.思い出探偵 小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴…わずかな手がかりから「思い出探偵社」の仕事は始まる。もう一度会いたい人があなたにはいますか?乱歩賞作家によるハートフルストーリー。 本当にハートフルって言葉がぴったりな一冊。 息子を亡くした過去を持つ探偵さんが、いろんな人の思い出の人を 見つけ出して行く物語なんだけど章ごとに少しずつつながっていきます。 ちょっと謎解きは出来過ぎかなって思う部分もあるけれど 生涯忘れられない思い出の人がいるってことは、とても幸せな 事なのだなあと思います。 思い出もその人と一緒に生きてるんですものね。 誰かの心に残るってやっぱり幸せな事だなあと思います。 息子さんの死の真相に対する夫婦の受け止め方はとても共感出来るものでした。 疲れてるとき、ほっとしたいとき、おすすめです。 ブラザー・サンシスター・ムーン 78.ブラザー・サンシスター・ムーン ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを―本と映画と音楽…それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。 薄いというかさらっとしてるというか、大学時代の思い出を 気ままにつらつらと書いたような作品です。 青春小説なのかなあと思ったのだけどそれともまた違うような・・・。 読むのは苦にならないのだけど、読んだあとあまり残るものもないなあって いうような何となくぼんやりとした印象。 でもこういう無為に過ごせる日々が若い時にあった人が 羨ましいなあと思います。 大学に行ってないのでキャンパスライフに憧れがあって・・・。 79.ひかりの剣 バブル景気真っ盛りの1988年、東城大医学部剣道部の猛虎、速水晃一、帝華大医学部剣道部の伏龍、清川吾郎、剣の才能を持つふたりの男が、全存在をかけて戦う。そしてその戦いの陰には、帝華大から東城大佐伯外科に招聘された阿修羅、高階顧問の姿があった。医療ミステリーの旗手が放つ、初の青春小説。 バチスタシリーズの外伝みたいな感じかな~。 ジェネラル速水とジーン・ワルツの清川が主人公。 年代的にはブラックペアンと重なってるのでそちらを読んでから 読んだ方がより楽しめると思います。 海堂さんで出来るだけ出た順番に読んだ方が伏線が楽しめていいですね。 今回は医療というよりは剣道小説ですけど、それぞれの個性が出ていて 海堂ファンなら楽しめると思います。 田口先生もやっぱり田口先生だし(*^_^*) それにしても高階先生の腹黒タヌキっぷりはお見事(笑) チェーン・ポイズン 80.チェーン・ポイズン 誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように思われた―。新境地を開いた驚愕のミステリー。 この著者の本を読むのは初めてだったのですが、いつもと違う作風のようですね。 ミステリ要素はなくても良かったかな・・・・。 爽やかに騙されると気持ちいいんだけど、ものすごく早く気がついて しまったので・・・・。 気がつかなかったほうがより楽しめたのに残念です。 ストーリー自体は波に乗るまでちょっと時間がかかりましたが 後半はかなり引き込まれました。 希望のあるラストが良いと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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