2009/07/26(日)15:46
『恋文』連城三紀彦著
恋文
147.恋文
結婚十年目にして夫に家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。男と女の人生の機微を様々な風景のなかにほろ苦く描いた5編。
何か無性に懐かしくなって久しぶりに読んでみました。
最初に読んだのは高校生の時だからものすごい久しぶり(笑)
「私の叔父さん」とか当時は夕美子目線で読んでたのに今ではすっかり叔父さん目線に。
ある程度年を重ねてから読むとまた違った印象になりますね。
どの作品も男女の繊細な心の遣り取りの機微に胸を打つものがあって
恋愛って本当に当人同志じゃなければ解らないよなあと改めて思ったり。
私がこの立場に置かれたらどうするかなあって真剣に悩んだり。
うちはなんか安泰な感じなのでとぼーっとしてる身を
ちょっと引き締めたりして読みました。