小さな宝物

2011/06/30(木)13:49

『ふがいない僕は空を見た』窪美澄著

愛読書(798)

【送料無料】ふがいない僕は空を見た 本屋大賞2位で知った作品。 本の雑誌のほうでは1位だったそうで。 王様のブランチでも絶賛されてたよなあ。 しかも内容は出産とか生とか不妊とか、おお、興味のある分野じゃないですか~って ことで楽しみにしていたのですが読み終わって(いや読んでる最中から)ガーン どうしてこれで泣けるんだ? どうしてこれで感動するの? いや~まったくもって解らない。 まず不倫ものが苦手なのでそれだけで嫌悪感を感じてしまう。 どうせコスプレとかしてるなら思いきり割り切ったドライな女性のほうが 私は良かったな。 まあ斎藤君は仕方ないよ。 あんず~、どうしてあなたはそんななの。 桜庭一樹さんの「ばらばら死体の夜」の砂漠に似てる印象。 ~だから~だから~って全部人のせいにして。 フィクションなんだからって解っててももういらいら~。 本当は子どもはどっちでもいいんだけどお義母さんがうるさいから~ 夫が何も言ってくれないから~。 いじめられてたから~。整形したら男の人が寄ってくるから~。 でも今こういう人が増えてるんでしょうか。 あと、お産の時にどの人もこの人も「あぁぁぁぁぁ」って叫んでたけど 実際叫ばないほうが体力消耗しなくていいよ。 なんかいかにもドラマの一場面的なお産の場面にちょっと辟易。 あとあんずのお義母さん、海外で代理出産するお金あるの? 本当に?体外受精とケタが2つも違うんですけど。 って小説に怒ってもしょうがないのになんか無性に腹が立って 泣けてきそうになってしまった。 だって出てくる大人がみんな駄目なんだもの。 唯一「セイタカアワダチソウの空」はあまりいらいらしなかった。 田岡さんと福田くんの今後はちょっと気になるかな。 「花粉・受粉」の自然なお産についてのところはちょっと説教くさくなってるけど 私も日ごろ思ってることなのでそこは共感。 ついでに立ち会い出産の弊害についても書いてくれればよかったのに。 まあなんだかんだ言いつついろいろ言いたくなるってことは この本に力があるってことなんでしょう。 ただ人には薦めませんね。 何より不妊治療中の人は絶対に読まないほうがいい。 私もダイエットしててお腹空き気味だからこんなにいらいらするのかなあ。 余裕があれば鼻でふん!と笑えるはずなのに。 そうそう噂のケーキが到着 すでに半分になっているいちごタルト(もちろん私が食べたわけではありません) 甘さ控えめで美味しかったです 上の苺は息子も「美味しい」って言いながら食べてました。 前に苺食べたときは口から出してたのに甘い苺なら食べるようです

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