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カテゴリ:着物を暑苦しく語る!
タイトルは、 着物を着てみたいでもTVで見る着物姿に何か違和感を感じる人が検索しそうなワードです あたしは20代半ばで母から着物の着方を「着せてもらう事」で覚えました 確か全部着せてもらったのは1回、次の日は長襦袢だけ自分で着て、 その次の日は着物まで着て帯を頼むとかそんなんです それからはクラブホステスという職業柄ほとんど毎日着る事で ラクに着る工夫が生まれ、母の着せ方とは違う自己流になりました 小さな子供に服の着方を教えるのと、何ら変わりはありませんね 子供が自分で着たグダグダな着方も慣れと共にヨレなく着れるようになります。 お出かけ着の時はきっとママが手直しして綺麗に着せてあげるでしょう 着物も衣服、何にも変わらないです 普段に着る着方とお出かけの時の着方、違って当然ですね でもあたしが外出時に見る8割の着物姿は同じ着方をしています 肩にビッシー!っと抑えつけるような衿元、 胴まわりは補整で何だか不自然、 着物の素材に関係なくかかとスレスレの裾、 小股でそそそと歩きとってもお上品… それが悪いワケではなく、皆同じすぎて変って思うのです 着物で表せる個性とは、着物に掛けた金額ですか 自分で着られるあたしと母の会話の中には「着付け」という言葉は一切出ません。 服を着るのは「着替え」だからです 他装=人に着せつける であれば着付けでしょうが、 自装=自分で着る のは…???着替えしかないよね 着付け教室とは他装の技術の鍛錬の為にあるんですよね まさか自装?日本語おかしいよね… それに何年も通ってる人いるしー 何かランク付けされてるみたいだしー 自装であればスゴイ事ですね 自分で服を着るのに、ただの服の着方を教えてあげるのに、役職が必要なんすかー(笑) それ普通じゃないと思うよ 画一的な見た目を最良とする事から間違いが発生してる。 ビジネスとしては決まり事だらけの方がお金取りやすいもんね。 そろそろ気付こうか。 お金儲けの為に本来の着物文化を捻じ曲げられた事を。 大層な高級な着物を美しく着る事が着物文化では、絶対ない。 1枚の布を余り布を出さずに縫いあげ、 長く残した部分の意味は補修にあてたり譲る時の体型差の為にあり、 ほどいて折り込んであった部分を広げたり縮めたり縫い直す事で何代も着る事の出来る衣服。 何代も受け継ぐ事で「たかが衣服」が「代々の思い出のアルバム」になっていく様。 これが1つの物を大事にしてきた日本の着物文化だよ 画一的な見た目に何の意味がある? 自分で着なれてきたらあの形にだって簡単に出来る。 あたしが呉服屋さんに行くと、着る物がない。 歪められた着物文化のせいで普段に着る木綿やウールの反物の生産はごくわずかになっている。 並んでいるのは大層な正絹の反物ばかり。 着物しかなかった時代に正絹の着物で家事をしてたと思いますか? シルクのドレスで家事する?? その時代の庶民は麻や木綿の着物を重ねたり減らしたりしながら着ていたよ。 売る側の都合で文化を曲げられたら困る あたしは伝統工芸を身につける気はさらさらナイ。 着やすい服を着たいだけ。 おてんばな着方も可愛らしい着方もとっぽい(古)着方もあって それが普通の服じゃん。 本来自由でいいはずの部分が大人の都合で変えられて 「着物を着るのは大変」となっています。 これから着物を着たいという人は、まず羽織って紐で留めてみることです。 決まり事は一つだけ 「右前」という事だけですから あたしが着らくをやっているのは、元気で自由な着物姿を増やしたいから その「着らく」の本家、小庵着らくの師匠の一文を拝借 (師匠、勝手にスミマセン大好きだから許して) 捨てられる着物の救済に役立てたら嬉しいです ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「着らく」は場所を選ばず! 着物が好きで着物の温もりを理解した人のいる場所が「着らく」なのです。 着る形にこだわるよりも、 手元にある着物を通しての会話が、娘さんにとっては一生の財産になるんですよ。 今日も遊びに来てい子にこんな話をしました。 「この着物もこのまま着物の形で残していけば後半世紀は着られる。 しかし、着ないからと言って切り刻んで洋服にしてしまえば10年先には着れない衣服になるんだぞ」 洋服になった着物を通してどんな思い出が語れるのでしょうか? 「着らく」で着物に触れた人は着物の温もりを知っています。 そして「着らく」にある沢山の着物一枚一枚にも、本来は語り継ぐ思い出がある事を知っています。 過去の思い出は捨てられた時点で消えてしまうのかも知れません。 それでも着物の形をしていれば新しい思い出を語り継ぐ事は出来るのです。(*^^)v 娘さんに着物の温もりを伝えるのはお母さんしかいないのです。 こんな爺さんが語ってもウザイと言われるのがオチです。(^^ゞ(^^ゞ 形とシワにこだわるのは「着付け教室」の考え出したお金儲けの手段だと思っています。 シワ一本が数万円の価値になる!!!!!バブルやーーーー!!!! これは冗談です。(^^ゞ 着方に慣れればシワと形は自然な形におさまります。 そしてそれが粋な着物姿の基本になるのです。(*^^)v 娘さんと楽しく着物に触れる機会を増やして下さい。 その場所と空気が「着らく」そのものです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 着らくはカタチを教える教室ではないのです。 着物の温かみを伝える人であり場所です。 気楽な着物姿と代々受け継ぐ思い出話が増えますよう、辛口叩かせていただきました。 着物と滋賀着らくの娘たちを愛してやまないぷち女将でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月28日 12時01分38秒
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