|
テーマ:着物が普段着!(160)
カテゴリ:着物を暑苦しく語る!
今日は 手持ちの着物や帯、どんなのを合わせたらステキ? って疑問を持つ方も多いと思うので、コーデの参考に載せたいと思います 今回は礼装編 そして小物が秋冬物はしまい込んであるので省いての紹介で申し訳ない 帯締めと帯揚げの色で「合わなそうな着物と帯を中和させる」って事もできるから大事なんだけど… まずは昔、一時流行った黒い帯を活用してみる。 黒や白は原色の物と変わらない程「強い色」。 パキっとしたコーデには使いやすい色だけど、ふんわりとした雰囲気にするにはちょっと難しいかもね。 黒×グレー(同色系)を合わせてみた。 しっぶー あたしならこう着るけどね(^_^;) 同色系にする事で黒だけが浮くのを防ぐ目的。 渋いけど上品ではあるね。 若さがないのでこうしてみる。 帯締め&帯揚げをグレーと相性のいいピンクに これは濃い目のピンクだけど、くすんだ淡いピンクにすると 若さも出て上品さも残る。 そのコーデで店に出勤してたのは24歳くらいだな(笑) 黒の、金糸や銀糸の入った礼装向けの帯を「キツさなく」着るなら ・ダークカラーの着物に合わせる ・着物の柄に黒の多い物を選ぶ ・帯揚げを帯に被せて黒を減らす 他にも工夫できそうだけど、あたしの思い付くのはこんな感じ。 次に淡色の着物と合わせる帯について。 地色が白っぽい物が無かったから、反対色のこの2枚で。 真っ白な地色の帯と生成りっぽい地色の帯 この2枚の帯は花も入らずシンプルな構図の物で金糸銀糸入り。 それが真っ白と生成りというちょっとの差で 着回しやすさが全然違うのでーす! 真っ白の帯は水色の着物によく合う。 着物の花の中に白があるし、水色という寒色だからシャープな真っ白も合うね。 山吹色の着物には生成り地色の方が柔らかく合わせられる。 それを逆にしてみると理解できるね。 今度は山吹色の着物の方は帯が浮いて見える。 逆に水色の着物にはこの帯でも玉虫色のおかげでマッチしてるね。 水色の着物は、「真っ白な帯だと若々しく・生成りの帯だと大人チック」。 さて今度はもっと色を使った帯にしてみる。 この帯クラスになると着物ももっと柄の多いとか大きい物の方が合うけど… あたしの礼装着物には淡色で総柄とかは無く‥ 今回は色重視で行きます(T_T) パッと見の色はピンクの強い帯と、金の強い帯。 これはピンクの方が2枚には合うね。 なぜかと言えば、2枚の着物にはピンク系の花がある。 逆に金は山吹色の着物にしか入ってない。(地模様ののり散らしみたいな部分) こうして見ているとちょっと分かってくると思うけど、 金糸銀糸が入る帯には、金色銀色の入る着物がしっくりくるワケです。 「着物と帯の格を合わせる」とか小難しく言ってるけど、 そんな言い方しなくても金銀入りとか高級感あるとかは誰が見ても分かるものさ。 「格」=「金額」でもないしね。 さて次いこ。 今度はハッキリした色の帯。 個人的に得意分野です(笑) 山吹色の着物は、着物自体の色がオールマイティなのか何でも行けちゃうなぁ… 真っ赤な帯とも相性ヨシ。 水色の着物にはこのド派手配色の帯は浮きまくり! 真っ赤な帯、水色にも悪くないのねー! ハッキリコーデだけどフレッシュな感じ。 山吹色にはあたしならこっちの帯かな♪ お次はそれ自体が「使い勝手のいい帯」を合わせてみる。 濃い色の2枚。 山吹色の方はレンガ色の帯だから同色系でもちろんマッチ。 水色の方はここまで暗い抹茶だと無理がある感。 同じ緑系なら若草色なら着物の柄にあるから良いかも。 逆にするとレンガの帯はクセがないから優秀。 抹茶の方も山吹色なら渋い合わせだけどいいいね♪ この抹茶の帯は使い込んでクタクタだけど、一番合わせた着物は紫色。 世田谷ボロ市で500円 レンガのはまだハリがあって、地味だけど模様もあるのよ。 ネットのリサイクル品で1500円位だったはず。 着物と帯の組み合わせは自分の感覚を信じれば大丈夫 着物と帯の色が全然違ってもステキに着ている人は 着ている人自体に有無を言わさない強さのある人 綺麗にバランスを取って着たいのであれば ・色(反対色か同色系か、その濃淡) ・着物の模様の中にある色を帯の色にする、もしくは逆 ・草履やバッグを帯と同色系にするとさらにまとまる ・もちろん帯揚げ帯締めの色を差し色に こんな感じかなー 「着物はこう着なさい!」的なものがものすごく嫌いなので、 自分のファッション感覚を信じて着ていたらいいと思うのですよ~ ただ礼装になると親戚一同の一部になるシーンもあるから ある程度の綺麗なコーデも必要っちゃ~必要。 今日はそんな目的でご紹介しやした 普段着は好きにやっちゃってください(笑) 今日の着物2枚は、 23歳位で借金して誂えた着物、訪問着20万円也 着回し重視で色指定して探しまくったリサイクル着物、附け下げ1万円也 知識付けて、自分の好みが固まってから買ったこの着物はやっぱり使いやすい ってか「着物って面倒!」って風潮にされちゃった今だからこそ リサイクルでイイ物が安く手に入ると思うの これから本来の着物文化に戻ったら 誰でも自由な着姿で気楽に着られるようになるからね ちなみに、礼装を自由に着るとこんな感じに ビーズの半襟に好みの位置の帯 あ、さっきの帯だ 弘法市で2500円だったかな…丸帯 ドぴんく帯締めであたしらしさ 半襟黒ビーズ こんなんとか なぜ礼装には白衿? なぜ礼装には白足袋? なぜ衣紋はこぶし一つ分? 半襟は着物の衿を汚さない為なのに衿の後ろは半襟を出してはいけない? なぜ丈はくるぶしより下? なぜ礼装にはお太鼓結び?芸者さんの結び方だったのにー(笑) なぜ気温にも体感にも差があるのに衣替えに厳しいの? などなど… 元々理由なんて無いんです しいて言えば、統一した方が教えやすいし難しくした方が教室としてお金が取れるから あたしは自分の着方で全面的に反発しておりんす やっぱり暑苦しく語りましたな…(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[着物を暑苦しく語る!] カテゴリの最新記事
|