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テーマ:着物が普段着!(160)
カテゴリ:着物とは!ナンダ???
湿度たか~いこの時期、麻の着物がほしいぷち女将です 昨日はPTAの集まりに来ていた女児ちゃんに、 「はいっ」 と折り紙でハートを作ってプレゼントしてもらえました~ お母さんのお話では、その6歳位の女児ちゃんは着物が好きなんだって だから着物姿のあたしに、和柄の折り紙で作ってくれたみたい チョー嬉しかったです 昨夜の着姿。(無補整・帯板なし、着物と襦袢ウエストベルト3本のみ) そんな子を見て、純粋に「着物は楽しいよ」って言える大人でありたい さて、タイトルの「なぜ着物って難しそうと思われるのか」 着ること自体が難しい・キマリゴトを守らないと誰かに否定されそう それが大部分を占めていると思います 今はお値段についてはリサイクルも多いし、化繊プレタも洋服生地浴衣もご存知の方が多いので大丈夫だと思うんですが… まず、着ること自体が難しい。 これは約50年前から始まった着付け教室が流行らせた「着方」にあると思っています。 まだ日常に着物を着る人がいたけど、今現在は絶滅危惧種。 着方は着付け教室で教わる という人の方が多いと思います。 ちょっとお出掛けに着たい人でも、礼装だけで着たい人でも、はたまた日常着として着たい人にも、着付け教室しかないんです。 ※ネットや本で自力で覚える人もいます! 母親から着方が伝わったあたしは、好きに着ています。 その教室にもよりますが、「着物は寸胴体型が美」とされていますから 晴れ着を着せ付けてもらう時のように(それ以上かも…)補整し、 「着崩れちゃいけません」とギュウギュウに締め、 「シワなんて美しくない」とまぁキレイキレイに。 着物をご本人がどういう位置に置くのか、それぞれ違うはずなのに 選択肢がないのが大問題。 付け加えると、教室で「教え」になってしまった事で 「着物は美しくきるものである」 という「その世界での常識」が生まれるのでしょうね。 その「美しい着方」から外れている人には「注意」しても良い??? 「注意」した方からすれば「間違いを正してあげた」訳になりますが、 「注意」を受けた人にとってはかなりのダメージ・ショックでしょう。 「親切」と受け取れる人はよほど徳の高い方なんでしょうね… もしそれが「今日初めて着物でお出掛け~♪ルンルン♪」って方だったら… 「やっぱり着物は難しい」と、しばらく立ち直ってはもらえないでしょうね。 脱線しましたが。 堅苦しい着方を覚えるしか選択肢がないのが現状です。 それじゃ着物人口は減って当然。 あたしの過去記事に、この事について問いかけたものがあります。 あなたにとって着物とはなんですか? この記事を読んで下さった皆さん、ありがとうございます<(_ _)> 忙しくって細かくチェックは出来ていませんが、お友達からあたしの記事に対して ご意見?お返事?を下さった方がいらっしゃると聞きました。 ありがたい事です!! 着物が好きな方に「何か」を思っていただきたかったのでとても嬉しいです♪ ただ、一番あたしが問題だと思っている「教室が教える着方」についてはスルー気味で残念… ココが着物を楽しむ人が増えるか否かの分かれ目だと思っているので。 再度言いますが、着物の着方は自由です。 補足しますが、あたしもあたしの着物友達も 日常着・お出掛け着・晴れ着、「着方の丁寧度」が違うだけです。 あとはキマリゴトについてですね。 どうやら勘違いされていたらしく、文章力のなさに反省です… 「なんでもかんでも自由」と受け取られているらしいですね。 「昔の方が服装には厳しかったのに」と。 一応大人なのでそこまで言う必要がないかなと思って詳しく書かなかったのですが、 フォーマルな席ではその席に参加される方への気遣いや、 主催の方の希望があればそれに沿うのは普通です。 それは洋服と何も変わりません。 大昔の方が「奢侈禁止令」といってもうこれは今でいう法律ですから キマリゴトなんて甘いモンではないですね。ごもっとも。 あたしはそこを指しているわけではなく… 単衣はいついつ、袷はいついつ、絽や紗はいついつで衣替え。 季節先取りの柄が正しい、脚を組んではいけない、お上品にしなければいけない、 着方についてもしかりで、 端折り○センチ、半衿○センチ、衣紋○センチ、まっすぐー、寸胴ー… 染めの着物に~、着物をきたら~ ↑↑これらです。中には大昔の上流階級での風潮をそのまま定めたものも。庶民にはチョット… 着物はじめの人からみたら(教室も?)、キマリゴトは全ての着物に当てはめて考えます。 日常から礼装まですべてこうしなきゃって思ったら… そんなめんどくさそーな服、着やしません。 着付けの方が(着付け教室の人かな)きもの文化を広めているとのお考えのようですが、 「着物はこうです」と教える上記の内容を広めて敷居を高くし、 「ケもハレも一緒くた」にし、不必要な補整や道具を使わせて 「ただの着替え」を高尚に・難しくしたのは着付け教室だと思っています。 過去それに乗っかった着物業界、バタバタと倒産していますね。 今現在の小売の方々はもう気付き始めています。「あの着方じゃダメだ」と。 着付け教室が良かったのは… 美術品レベルの産地は守られているってコト位でしょうか。 あ、高度成長期とバブルだけでしたかね。 おかげで日常に着る木綿も麻もウールも、産地壊滅状態です… ぜひに、ぜひに!! 「自由な着方の着物」を普通のこととして捉えてほしいのです。 他人の着方に苦言を呈するような方はネットで情報など取り入れないのでしょうが、 そんな現場に遭遇したら…サポートできる自分でいたいです。 これだけ長い期間「着物=着付け教室のあの形」になっていますから、 あたしのように日常着として着るのは少数派かもしれません。(お友達にはいっぱいいるけど) でも日常を「あの形」では過ごせません。 形に拘らずにその着物に合った着方をすれば、着物は洋服よりずっと心地よい衣服です。 誰もが気を楽に、着物が着られる環境を作っていきませんか? そうしたらモガのように自然に楽しく、着物を着る人は増えます。 あ、名指しだったのはビックリはしましたが光栄です ありがとうございました 何だかあたしへの批判だと受け取られた方がいらっしゃったようで、 心苦しいです 自分の意見があって、反対意見があるのは当たり前なことですから想定内の反応でしたが 「着物を愛して着物で生活する者」として「次世代の着物好きさん」には 着ることに苦労するような服と伝えたくないのです。 そう、昨夜のカワイイ女児ちゃんには。 にほんブログ村 ランキングに参加しています。 バナーをクリックして応援していただけたら幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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