韓国の旅2011.8月@ソウル-4
娘と待ち合わせをしたのは、9号線・銅雀(ドンジャッ)駅地下鉄駅を上がるとすぐ目の前にある、国立墓地「国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)」へ参拝した。とにかく、広くて大きい国立墓地。徒歩で坂道を歩き、大統領墓地まで行こうとしたのは、失敗だった。この日は暑くて、歩いていくには、かなり遠かった。 (地下通路には、国立ソウル顕忠院の写真展示がある)祖国の守護と発展のために献身した人々が眠る国立墓地前方に漢江(ハンガン)を臨み、冠岳山(クァナッサン)の麓・孔雀峰(コンジャッポン)に屏風のように後ろの三方を取り囲まれた国立墓地、「国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)」。約1,430,000平方メートルの広大な敷地には、日本植民地時代の独立運動家をはじめ、国家功労者や、朝鮮戦争で戦死した韓国軍将兵、予備軍、警察官、そして国葬・国民葬が執り行われた元大統領など、約168,000人が記念碑・記念塔のかたわらで眠っています。各展示館では遺品や写真などが展示されており、歴史を実物や映像で見ることもできます。現在、全埋葬者の80%が朝鮮戦争戦没者となっています。 軍隊の警備の下、年中無休で無料開放されており、いつでも参拝・見学できるようになっています。 ●「国立ソウル顕忠院」の概略朝鮮半島が南北分断国家となるに至った悲劇の朝鮮戦争(1950~1953年)。その戦没将兵を埋葬するため、前身となる「国軍墓地」が1955年に造成された。その後独立運動家らが埋葬されるに従って1965年に「国立墓地」に名称を変更、さらに顕忠塔や位牌奉安館、顕忠門などの建設で1996年に「国立顕忠院」となった。2006年に現在の名称に至る。 (コネストより参照) ちょうど顕忠門で海軍と陸軍の交代式を行っていたが、前日JSAに行っていた私には、この笑顔のふにゃふにゃした交代式は気合が足りないと思った(笑)遺品展示館・写真展示館朝鮮戦争をはじめ、貴重な遺品や写真展示。兵役中の事故で亡くなった兵役の青年の遺品もあり、娘と年齢が変わらない。訓練中の事故もあるだろうし、病気もあるだろうし、兵役に出す母の気持ちになると、仕方ないと片づけられない。こうして軍服やら洋品やらネームやら、遺品を寄贈して展示に至っているようだ。広い墓地も埋め尽くすひとりひとりのお墓。こんなにも多くの戦没者がいるという事実、どうかこれからは、増えませんようにと祈るしかない。刻まれた名前を時々読みながら、坂道を上がって行った。一般公開されているので、ここで休んでいたり、トレッキングしているアジュンマ、ハルモニ、ハラボジを見かけたが、木陰で輪になって酒盛りしているハルモニ集団を目撃@@あいご~~! 次回も続く