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テーマ:今日のこと★☆(110099)
カテゴリ:家族
今朝のことです。
革トランクをせっせと磨いてる私のところに、夏休みで帰ってきていた末娘がやってきました。 妙に殊勝な態度で、一言、これです。 「お父さん、会って欲しい人がいるの」 ・・・・・・・・・えっ?! 「今日、これから和歌山の白浜に行くのだけれど、彼がうちまで迎えに来てくれることになったの。その時に彼が、お父さんとお母さんに挨拶したいって言っているんだけれど・・・いいかな?」 ・・・・・・・。 いきなり修羅場がやってきました・・・。 いつかこんな日が来るかもとは想像していましたが、よもやこんなに急にやって来るとは思ってもみませんでした。 しかし、彼女の顔は真剣です。 「よし・・・わかった。挨拶だけはしよう。あと、首を洗ってくるように伝えてくれ。お父ちゃん、ガソリンの準備をしとくわ(苦笑)」 そう返すのが私には精一杯でした。 昔、末娘が小さい頃から、娘を可愛がる私に向かって周囲の人が 「彼氏がやってきて、娘さんを下さいって言われたらどうするの?」 と聞かれた際には必ず、 「玄関先でガソリンをかけて火を付けてやる!」 そう私が宣言をしているのを、末娘は知っていたからです。(笑) そこからはまさに緊張そのもの。 かみさんは末娘からいろいろ相談されたり、話を聞いたり、写真を持っていたり、以前に一度会ったこともあるようですが、私はとにかく初対面です。 なんと挨拶をすればいいのか。 何をしゃべればいいのか。 どんな顔をすればいいのか。 ・・・わからないことばかりです。 何を言われるのかもわかりません。 風が強く時折雨交じりで、荒れた天候となった土曜日、ジャスト12時00分。 その瞬間はやってきました。 警報の出ている出雲から遠路はるばる、出雲ナンバーの車がわが家の門の前に停まりました。 車を駐めて、慌てて下りてくる彼。 お土産を手に持って、照れくさそうに、でもきっちりと私の目を見つめて 「初めまして。○○○○です。これ、つまらないものですが」 そう言って、お土産を私と隣に立つかみさんに手渡しました。 いつの間にか末娘は車から降りてきた彼の横に立っていて、不安そうな顔で私のほうを見つめています。 私が何を言い、どんな態度を取るか、彼女なりに不安に思っているようでした。 「出雲から遠路はるばる、ご苦労さま。大変だっただろ?こんなところまで」 私も言えることはそれが精一杯で、苦笑いするしかありませんでした。 そんな私に、彼も同じ苦笑いを返してくれます。 私と同様に、彼もあまり饒舌(じょうぜつ)ではなさそうです。 そんな二人のやり取りを、末娘もかみさんもハラハラした面持ちで見つめ、苦笑するばかり。 並んで立つ彼と末娘。 そんな二人を交互に見つめながら、 なんだかよく似た顔つきと雰囲気の二人だな〜・・・ 私はぼんやりとそう感じたのでした。 そして末娘が彼の車に乗り込み、私は運転手席側の窓のほうから、窓ガラスをを下ろした彼と彼女に向かって 「くれぐれも気をつけてな!」 そう声をかけることしかできませんでした。 左にウインカーを出して曲がっていく出雲ナンバーの車。 その車が見えなくなるまで、私とかみさんは二人を見守っていたのでした。 ああ・・・なんかこう・・・・あああ・・・・・ 今夜は眠られそうにない気のするちちおにんです。(苦笑) ![]() (昨日、末娘とかみさんと、山奥の小洒落たカフェに行ってきました。浴衣を着て歩く末娘に、娘さんになったなぁ〜としみじみ思っていたら、いきなりこれです。かみさんをかっさらった時のお義父さんの胸の痛みを、今初めて実感している私です。お義父さん、あの時は本当にすみませんでした・・・・ううう・・・胸が痛い・・ううう(苦笑)) *へぇ~とか、うんうんと思われたら、こちら↓をポチッとおねがいします!* にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.08.10 21:00:52
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