021222 ランダム
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chickenboyの嘆き

chickenboyの嘆き

鍵-Key-

ぼくを照らしてくれるあなたに

この気持ち 打ち明けたい

前から ずっと前から 思ってたんだけどね

掛け替えのないこの思い 切なく咲き誇るあなたに

こんどは僕が照らしてあげる



僕の心の奥にあった

ずっと抱いていた想いは

気づかぬうちに 形を変えていた



伸ばした手の先にあった 扉は

鍵を忘れたかのよう 俯いていた

僕のなかの想いも 鍵を忘れたかのよう

ただ 輝いていた

何者も恐れず 何者も信じ

全てのものを 信じていた



ずっと前から見ていた 

三日月 憧れの月

月の光は 僕の心を照らし出す

輝く月は 鍵をかけずとも

全てのものを 信じていた

月が僕を照らし出す 真夜中に

心の扉 奥に眠る 想いを 

引き出すかのように

招いていた



今の想いが 少しでも 動かないように

心の扉に 鍵をかけた

光に満ち溢れた あなたが

僕の心を 照らすまで

想いを 心の扉に しまっておく

いつの日か 鍵を開けてくれる

あなたを 待っている



ずっと 夢見ていた 完璧な三日月

月に あなたに 温もりを感じて

戸惑いながら 心の扉を 確かめる

鍵を閉めたはずの 扉が 開いていた

完璧に輝いている あなたが 鍵を開けてくれた



僕は 三日月と一緒に いつも あなたのそばに・・・




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