母を亡くして
一ヶ月以上、このブログに書けずにいたが11月に母が亡くなり、ワタシは、この世でひとりぽっちになった。不思議と妹も同じことを考えていた。妹には旦那も子供もいるのに、ひとりになったと感じたようだ。今日の大晦日、一年前のブログを読み返してみた。認知症になった母のことに悩んでいる自分がいる。実家で母と対峙した時の様子、自分の混乱をハッキリと覚えている。一年も経たないうちに母が亡くなることまではとても想像できなかった。今日どうするか、明日どうするか、一日一日がやっとだった。母とはうまくいかなかった。何十年も、悩みの種だったと言って間違いない。冷静な話などできなかった。一緒に外出するような仲のいい母娘がうらやましかった。あんな大人にはなりたくないと思い続けてきた。死んでも泣かないと思っていたし妹とその時が来た時の責任をなすりあっていたがそんな大嫌いだった母だがいざ、いなくなると、ビックリするくらい、困る。父を亡くした時は大きな声で叫びたいくらい動揺したが母を亡くした時は呆然、という言葉がぴったりなほど、呆然とした。火葬場で手を合わしただけの火葬式を選び葬儀らしいことはまだしていないがしかし心のこもった見送りができたと思う。ずっと、経済的な不安があった。施設に入って、そこで何年も暮らすだけの余裕があるだろうかずっと通帳を眺めて悩んでいた。もう悩まなくていいけど、まだ解約する気になれず、手元にある。母が亡くなる前のことと母を亡くしてからのことはそれでもこのブログには残しておこうと思う。バックデートになるけれど誰に見せるわけでもないけれど同じ気持ちになることは、もう二度とないだろうから何かの記念と記録にしておこうと。