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2020.11.01
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カテゴリ:アクアリウム

ペットフィッシュの死について長々と書いています。
ご注意の程よろしくお願いいたします。

台風10号の影響で雷雨が酷い日の17時過ぎ。飼っていたベタさんが水槽の中で死んでいるのを発見しました。仕事でほんの4時間、外出している間の出来事でした。
ベタさんは水槽前面、左側の低床にお腹を上にして横たわっており、アクロバットに寝ているだけかと思うほどに綺麗なままの状態でした。
でも、いつもは水槽から1m以内に入るや否や「もしかして前世は犬?」と思うほどに全速力で近寄ってきてくれたのに今回ばかりはピクリとも反応してくれません。
つい数日前までは、いかにベタさんに気が付かれずに水槽に近寄れるかゲームを開催していました。
勝敗はややベタさんが勝っていましたが、私がベタさんに気づかれずに水槽に到着できた時は、「………えっ。…え??」と二度見されることもしばしばあり本当に本当に可愛かったです。
そんな可愛い可愛い姿のまま低床に横たわっているのでなかなか現実を受け止められませんでした。
しかし、水槽にはタンクメイトとしてオトシンクルスさんがもう1匹いたので、この子の生存を確認出来た直後、比較的直ぐに動くことが出来ました。
お魚を飼ったことのある人ならご存じだと思うのですが、タンクメイトがいる以上、ご遺体の処理はなるべく早く済ませることが重要です。お魚のご遺体は腐敗が早く水を汚してしまいます。
そしてもっと怖いのは、お魚が病気で亡くなっていた場合、菌が蔓延して生体が全滅する可能性があることです。

もう少し待てばいつもみたいに泳ぎだしそうなベタさんを、意を決してカップですくい上げました。
いつもならカップを近づけると自分で入ってきてくれるくらい人懐っこいベタさんでしたが、この時はカップを近づけた時に出来たわずかな水流でベタさんの体がふわっと浮いてしまいました。
何の抵抗もなく浮き上がるベタさんを見て、やっと「もう死んじゃっているんだ」と確信しました。ベタさんにカップに入ってもらうのに苦労したのは、一番最後のこれが初めてでした。

カップの中のベタさんはやっぱりまだ可愛くて綺麗で外傷も見つけられられません。
トロい私史上最速で水槽内の水を交換して、オトシンクルスさんの様子を伺いました。コケをモフモフする姿はいつも通り可愛くて、精神上それだけが救いでした。

お魚のご遺体ってどうするかご存知でしょうか。
私はベタさんやオトシンクルスさんを飼うにあたって調べてはいたものの、とても悲しくてもう一度調べ直しましたがやはり結果は事前に調べていたものと変わりありませんでした。
それはゴミと一緒に処分することです。燃えるゴミ、もしくは生ゴミとして収集に出すのです。
ペットの火葬をしてくれるところで熱帯魚も対応してくれるところはありますが、残念ながら私の身近にはそういったところはなかったため、飼育するよりずっとずっと前から最後のお別れの方法はこれなんだと覚悟していました。
ネットで調べるとトイレに流すというちょっと信じられない方法から、プランターに埋葬するという方法までいろいろな方法が出てきます。
それらを一通り調べた結果、私に出来る最良の方法が悲しいことにこれだったのです。

プランター葬は結構有名でお魚以外の小動物でも行う人が多いようです。
ですが実際、プランター程度では処理能力は低く、分解には年単位かかるそうです。ましてや真夏の気温なので植物の成長も止まりがち、上手くいくか不安でした。
ベタさんはとっても小さいですが、失敗して掘り起こさなくてならないなんて悲しいことは絶対避けたかったんです。
そうなるとお外で微生物が多そうな土の中が良いのですが、自分の敷地内でなければそれば不法投棄になります。
それだけではなく、病気で死んでしまった可能性がある以上、植物に影響がないなんて口が裂けても言えません。
私には良い埋葬場所が見つけられませんでしたのでこの方法はあえなく断念しました。

覚悟はしていたはずでしたが、やはりあんなに可愛がってたベタさんの亡骸をゴミに出すなんて…と途方に暮れていましたが、調べ直す最中に素敵なお言葉に合えました。
救われた素晴らしい言葉だというのにざっくり要約してしまうと「方法じゃなくて気持ちが大事」です。
これを見て、うん、そうだよね。となんとか納得することが出来ました。
ありがとうございます。こういう心境の時、他者の言葉というのは本当に強いです。

もうそこからは「せめて綺麗にラッピングしよう!」と謎テンションでベタさんの棺づくりをすることになります。
厚手のキッチンタオルの上にポトスの葉っぱを敷いてその上にベタさんの亡骸を載せて包みます。
そして透明のフィルムで密閉。可愛いギフト用の袋に入れてマスキングテープでとめました。
ここで既にラブリーな仕上がりになっており、一応オスだったのでリボン掛けには至りませんでした。

ベタさんの棺に向かって手を合わせた後、ここから怒涛の謝罪と感謝と告白タイムがスタートします。
ボロボロ泣いては話かけ、死んでしまった原因を探していました。

ゴミ出しの日は3日後だったため、それまでは冷蔵庫の上段にベタさんの棺を置いていました。冷蔵庫を開けるたびに、ゴミ出しの日が憂鬱でした。
その間、何度もベタさんの棺を開けたい衝動に駆られていました。「もしかしたら」とか「最後にもう一度」とどうしても思ってしまったのです。
ですが、もし私がベタさんの立場だったらそんなことしないでほし>いので堪えました。ですので私の記憶に残っているベタさんは可愛くて綺麗な姿だけです。

無駄に冷蔵庫を開けまくる日もすぐに終わり、その日がやってきてしまいます。
軽く部屋のお片付けを行い、冷蔵庫からベタさんの棺を取り出します。そしてベタさん宛に書いたお手紙を読み、最後にまた一頻り泣きました。
家庭ごみとは別にして小さい袋に緩衝材を詰め、真ん中にベタさんの棺と手紙を入れ、お猫様や虫などに荒らされることのないよう、しっかりしっかり結んでゴミ捨て場の前で手を合わせました。
人に見られていたら完全に不審者。いえ、それ異常な光景だったと思います。人々にトラウマを残さぬよう、誰にも見られぬよう気を付けたつもりですが、目撃者さんがいらっしゃれば謹んでお詫び申し上げます。
不思議な話なのですが、ベタさんのご遺体を手放したところで、重くのしかかっていた執着心・罪悪感や苦しみといった類の感情がすっと軽くなったのを覚えています。
それまではベタさんのご遺体に思いを寄せていたのですが、手放すこにとよって私のすぐそばにベタさんが居てくれているような気分になったのです。
自分でもよく分からないのですが何か踏ん切りがついたのかもしれせん。

ここからは死因についての私なりの考察になります。間違っているかもしれませんがこれが今の私に出せる答えです。
一番初めに疑ったのは台風10号の影響による雷です。私が帰宅する直前に酷い雷雨で雷が鳴りやまずにいました。
水と雷ですのでもしやと関連付けてしまいましたが、雷で魚に影響がでた実例は確認できませんでした。
次に水質です。混乱しながらも水替え前、直ぐに試験紙で確認を取っていました。アクアリストなら当然のことですが、悲しみで混乱しながらも冷静に水質検査出来た私をお願いだから褒めて下さい。
重要な結果ですが、ペーハーが少し下がってはいたもののその他の数値は良好でした。
ここでそもそも論にたどり着きます。タンクメイトのオトシンクルスさんの様子を見るに、上記2つは直接的な原因はないように思えます。
水質ついてはベタさんよりオトシンクルスさんのほうが神経質。それ以上にベタさんは『強い魚』の代表格です。
ベタ好きさんにとっては止めてほしいことでも有名ですが、瓶でも飼える数少ない魚として販売されていますものね。

このことからベタさん単体に何らかの問題が生じていたのではないかなと思っています。
結論を言ってしまうと病気だったのではないかと考えています。
私にはとても元気に見えていたのですが、他の原因がどうしても見つけられず、消去法ではありますがもう病気以外の原因が考えられないのです。
ベタさんは一度尾びれが裂けてしまったあと、裂け癖がついてしまったところがありました。
死んでしまったときもその裂け癖のあるところは切れ目がありましたので、尾ぐされ病などを引き起こすカラムナリス菌の仕業だと目星を付けました。
カラムナリス菌はどこにでもいる菌で滅菌するようなものではありません。人間でいうと風邪のようなもので、体調が悪いとかかるのです。
亡くなる一週間以内にくしゃみのような動きをするベタさんを見つけたことがあります。
くしゃみではないのかもしれませんが、病気で体が震えるお魚さんが要るとのことで、これがそうだったのかもしれません。
尾びれの怪我で体調が良くなく、カラムナリス菌に感染した。これが私の出した答えです。

どうやらカラムナリス菌は突然発症することがある様なのです。
餌もたくさん食べていたし、4時間前までいつも通り泳いでいたのに…と思いましたが、私が小さな変化を見逃してしまっていたのかもしれません。くしゃみのような動きを見逃さなければ…と思うとやるせない気持ちになります。
ベタちゃんのいなくなった水槽はほんとうに寂しくて悲しくて、何とも言えない感情でいっぱいになります。なので、私はきっと早いうちにまた新しいベタさんを迎え入れると思います。
その時に今回のような悲しくて悔しくてやるせないことが起きないように、亡くなってしまったベタさんに怒られないように、もっともっと小さな変化にも敏感になりたいです。
そのためにはまず知識を深めることと、あとは水槽のリセットをしようと思っています。完全リセットです。初めてのリセットなのでドキドキです。
導入に敏感なオトシンクルスさんのためにもきっちりかっちり行いたいです。
あと、ベタさんが石の間などに潜り込むことがあったので、潜り込めないようにレイアウトし直したいです。尾びれの裂け癖もおそらくこれが初めの原因だったでしょうし。

…うん、どんなにポジティブを意識しようと、立ち直ろう努力しようと、悲しいものは悲しいですね。
後悔と自責の念が止まりませんし、もはや止まらなくていいのではないかとさえ思います。
たかが魚と揶揄する人は意外にも多いものです。でも「たかが」といった以上、「されど」なのです。
ベタさんを飼ったことのある人ならきっとわかって下さると信じています。ベタさんは家族になってくれる生き物です。誰が何と言おうと私にとっては家族です。
今でも大好きですし、これからもずっとずっと大好きです。また会いたいです。私のことを怒っていないか、私といて幸せだったか、本気で知りたいくらいです。
今回選んだベタさんの亡骸の処理では、完全に私のもとからベタさんが居なくなってしまいます。お骨はありませんし、お墓も作ってあげられません。
もっといっぱい写真や動画を撮っていればな…と思わずにはいられません。ベタさんと遊ぶのが楽しすぎて写真どころではなかったのですが、こんな後悔をすることになるとは…。

お骨はないけれど、限られた写真をコラージュして画像で仮想のお墓を作る予定にしております。
この画像を見ればいつでも仮想のお墓参りが出来るのです。生きていれば悲しいことなんてごまんとあります。理不尽なことも。どうしようもないことも。
でも、それが気持である以上、自分の気持ちの持ちようでプラスに捉えることは確実に可能なのです。これがいわゆるポジティブシンキング。
ベタさんの最後は確かに悲しかったし、きっとしばらくはペットロスで苦しむことでしょう。でも、それに負けないくらいのいい思い出もたくさんあるのです。
この素敵な思い出を忘れないように、ずっと大切に宝物にできるように努力したいのです。だってすっごく幸せな時間だったんです。可愛かったんです。自慢のベタさんだったんです。死んでしまってもこればかりは変わりません。

若干の情緒不安定さが否めませんね。
まあでもペットロスってそんなもんでしょう。
ベタさんにまた会える日を夢見て生きていきます。
あ!ちなみにベタさんがなくなった日は夢にベタさんが出てきてくれました。
可愛かったです。毎日でも会いたいくらいです。夢なのでいつもよりだいぶ大きく見えました。
ぴょこっとこちらに振り向いてくれた可愛い可愛いいつもの大好きなベタさんでした。
最後の最後で唐突にのろけてしまってすみません。
引くほど長い文章になってしまっているにもかかわらず、まだまだ語ってしまいそうなのでここで終わります。





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最終更新日  2020.11.01 07:39:21
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