テーマ:アイデアの練り方(15)
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昨日お伝えしたとおり、たのみこむでこれまで優秀賞を受賞した発案について、そこに至る思考の過程を紹介してみます。 第1回の今日は「『TWO DOGS』ノベルティグッズ」で受賞した「すぱっとレモン」について。 このお題は、キリンが発売している『TWO DOGS』のノベルティグッズにいいと思われるものを発案しよう、というきわめて分かりやすい出題。 何がわかりやすいかって、『TWO DOGS』自体が市場に出て10年近く経つロングセラー商品であり、商品それ自体のイメージがしっかりと固まってるわけですよ。したがって、そのノベルティグッズもおのずと、そのイメージを踏襲するものか、もしくは逆を張って新たな購入層を増やすものかのどちらかが求められることになるわけ。 そこで、おいらが選んだのは、現在のイメージを踏襲し、なおかつノベルティグッズとしては今までないケースのものを出す方法。 だけど、ノベルティってバブル景気の時代を経て、まぁ大概のものは出ちゃってるのね。それこそヤキソンバン寝袋みたいな大掛かりなものも含めて。 そうすると、目新しいノベルティを出すためには商品それ自体も新しくなるほうがいいと考えた。 そこでイメージしたのは、アメリカの瓶ビール。日本のものと違って、栓抜きがなくてもあけられるようになってるブランドが多いんですよ。きゅっとひねると空くんです。(栓自体は見た目日本のものと同じなので栓抜きでもあけられるんだけど。)おいら的には『TWO DOGS』のような味とイメージのアルコール飲料は浜辺できゅっと開けて飲むのがふさわしいと思うわけ。 レモンの香りもあってさわやかだし、アルコール度数もビール程度だし。 だから、アメリカの瓶ビールみたいに栓抜きなしでも気楽に開けられる商品に変わればいいな、と思いつつ、もし購入層を増やすために女性もターゲットにするなら、「栓抜きいらず」を表に出しながらも非力な女性でも開けられる道具はノベルティになるのではないか、そう考えたわけです。 そして、やっぱり『TWO DOGS』をこれからもさわやかなイメージで売っていくなら、ノベルティは暑苦しいブルドッグじゃなくて、レモン。 というわけで、発案。 (原文が残っていないので、大きく異なると思うけど思い出して書くと) 「アメリカの瓶ビールは栓をひねって開けることができるので栓抜きがない環境でも気楽に飲むことができるので、『TWO DOGS』もそういう栓のタイプに替えたらいいと思う。その前提でノベルティを提案するなら、レモンをすぱっと半分に切った形の栓抜き。真中に栓と合う穴があいているので瓶に差し込んでひねると非力な人でも栓をあけることができるもの。」 うーん、文章は全く正確でないと思うけど、こういう発案でした。 その答えはこちらにあるとおり「栓のタイプを変えるのは難しいですが・・・」でした。 ははは。常に何か一言いわれちゃうのかな。 ところで、これが記念すべき最初の受賞で、めちゃめちゃ嬉しかったわけだけど、なぜかこの賞品だけが手元にありません。 届かなかったのか、なくしたのか。 ********** 今日の会報はどうでしたか? ********** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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