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世界平和とお金のない世界 知恵の輪

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心と対話

心と対話「意識改革は必要ですか?」(1)(2010年05月31日)


この世に生まれて多くの矛盾に気が付いた。
「言ってることとやっていることが違う」
とか
「夢を持ちなさいと言っておきながらムリだと言う」
「政府の批判ばかり言って改善しようとしない」

「意識改革の必要性ってわかるか?」
「何となくわかるけど・・・」
「この人間社会は今の人間の意識で成り立っている」
「そりゃあ人間社会だからね」

「社会の矛盾を無くすには意識を変える必要があるんだよ」
「でも、意識って簡単に変わることは出来ないと思うよ」
「人間の意識は変わるきっかけが必要なんだよね」
「明治維新とか世界大戦とか?」

「人間の意識が変わらないと世界は変わらないと言うけど
世界が変われば人間の意識も変わるんだよ」
「社会はこうあるべきだと言う意識が変わるのは難しいよ」
「人間の欲望が社会の矛盾を引き起こしているんだよ」
「人間の欲望は無くすことは出来ないし無いと困るよ」
「無欲になることが大切じゃないんだよ」
「よく我欲を捨てなさいとか言われるじゃないか」

「欲望の種類を変えなきゃいけないんだよ」
「小欲より大欲が大事だって言われたことはあるけどね」
「それも大事だけどね、得を得ることより徳を得ること」
「あの尊徳感情っていうやつね(笑)」

「お前なんか見返りがないと何もしないじゃないか」
「そりゃあお金という報酬がないと困るからだよ」
「問題はそこだね」
「報酬を得ることが問題?」
「報酬を得ることが問題ではなくその仕組みなんだよ」
「報酬を得られないと何もしないというシステムだから?」
「それもあるけどね、お金が無いと機能しないシステムだから」
「お金は人間が考えた最高のアイテムだと聞いたことがあるよ」

「お金が無いと生きていくことすら出来ないじゃないか」
「たしかにそうだけど」
「そして、もう一つ大きな問題が所有権なんだよ」
「人間の所有欲が社会発展の原動力になっていると思うよ」
「それを正しいことだと思うことが今の世界を壊しているんだ」



  心と対話「意識改革は必要ですか?」(2)(2010年06月01日)


「本当に正しいことを実践していれば苦しまないのに」
「自分は正しいと思ってても人によって正しくないよね」
「ところで所有権の存在に疑問を感じたことはないのか?」
「所有の喜びと言うものは無いよりあったほうがいいと思う」

「では聞くけど、
頑張って手に入れたものをいつまでも大切に使っているか?」
「そう言われると・・・そうでもないかも?」
「何でもそうだけど、
手に入れるまでは頑張るけど手に入れたあとはどんな気持ちだ?
苦労して家を買って、壊れてもお金がかかるからって修理もしない。
庭の草なんか面倒臭いからといって伸び放題。
挙句の果てにはゴミ屋敷で近所迷惑も居るし・・・」
「それは一部の人でしょう?」

「一事が万事なんだよ。小さいことを言えばきりがないけどね。
『自分の物だから自分の都合のいいように使ってもいいじゃないか』
と思っている人が多いんだよ、それに利用できる人が偏ってしまう」
「それは公平性を保つには良いことじゃないか」
「それが本当の公平性だと思うか?」
「頑張った人は頑張っていない人より多く所有できるんだよ」

「本当の公平性は、すべての人が自由に使えることなんだよ。
どうしても数に限りがある場合は抽選でいいんだ」
「所有権がなかったらいつ誰かに奪われるかわからないよ」
「所有権の代わりに使用権があればいい。使用者が使っている
あいだは誰にも侵害されないことを保証すれば良い。
そして使用者が使わなくなった時、公のものに戻るんだよ」
「それでどんなメリットがあるの?」

「お前は借家に住んでいるんだろ?」
「うん」
「借家の場合、修理は自分でしなくてもいいけど、
大切に使わなければいけないという義務があるんだよ」
「なるほど。借りたものは大切に使わなければいけないんだ」
「そうなんだよ。自分の体も借りたものだと思えば大切に使い
病気や怪我にならないように健康管理にも気を使うんだよ」
「そっか~。医療問題も環境問題も解決できるんだ」
「そして完全循環型社会を作れば益々良くなるんだね」

「ところが、すべてにお金が必要な社会だから不可能なんだよ」
「何で?」
「完全循環型社会では企業は儲からないんだよ」
「何で?」
「コストがかかるし、資本主義社会にふさわしくないんだよ」
「何で?」
「大量生産大量消費で売り上げを上げることをしないから(笑)」
「どうすればいいんだろう?」

「一番の難関は『所有権を放棄すること』だね」
「どうすればみんなが放棄できると思う?
それに、頑張ることが無くなって無気力になるんじゃないの?」
「それはね・・・・



  心と対話「意識改革は必要ですか?」(3)(2010年06月02日)


「今の日本経済の現状を見ればわかるだろ?」
「国の借金が多過ぎて破綻しそうだってこと?」
「破綻しそうだと言ってるけど破綻してるよ(笑)」
「破綻したらどうなるの?」
「国に貸したお金が返ってこないってことだね」
「そりゃあ国民が困るでしょ」

「だからね、破綻して返らなくなるお金なんだから
お金を放棄すればいいんだよ。
その代わり
『国内での支払いはすべて無料にしてくれ』って言えばいい」
「じゃあお金の無い社会が出来るって言うこと?」
「そう言うこと」

「お金が無くてもすべてが無料だったら働かなくても・・」
「それはダメだよ。働かざる者食うべからずだよ」
「どんな仕事をすればいいの?働けない人はどうなるの?」

「本当に必要な仕事は何なのかをみんなで考えることだね。
病気や怪我で働けない人は治療することが働くことになるよ。
子育ても働くことだし親の介護も働くことなんだよ」
「それじゃあ生産する人は少なくなるんじゃないの?」
「お金の無い社会では金融業が要らないんだよ(笑)
農業も林業も機械化が進んで生産効率が上がり少人数でいい
それに労働者が余るから一人当たりの労働時間は半分以下だね」
「そりゃあいいね~♪」

「お金を放棄してお金の無い社会になれば所有権も要らないよ」
「欲しいものが自由に手に入るからね。
でもお金が無くなって、気力も失せてしまうんじゃないか?」
「物欲が満たされたらどうなる?」
「頑張ることをしなくなるんじゃないの?」
「いいや。頑張る種類が変わるんだよ」
「どのように?」

「頑張って大金持ちになった人を見たことあるか?」
「ニュースやテレビ番組なんかで見たことあるよ」
「そういう人たちを成功者だという人も多いけど・・
そういう人たちが社会貢献するのを知ってるか?」
「すべてじゃないと思うけどけっこう多いと思うよ」

「欲しいものがすべて手に入ったら何をする?」
「社会貢献して良い人に思われたいという欲望かな?」
「人間って誰かに褒めてもらえると頑張れるんだよ」
「そう言うことなのか~」
「もっとでっかく言うと『神様に褒めてもらいたい』と願う」
「形のあるものを求めないで形のないものを求めるって感じね」

「お金や物を手に入れるために頑張ってきた時代は終了なんだ。
これからは
『自分が誰かの役に立てるために頑張る』時代なんだよ」



  心と対話「意識改革は必要ですか?」(4)(2010年06月03日)


「意識改革を進めるにはどうすればいいの?」
「今が良くないのなら今を否定することなんだよ」
「今が良くないのはわかるけど今の何が?」
「原因は何なのかを知ることだね」

「原因って?」
「すべての現象は原因があるはずなんだよ」
「若いお父さんが赤ちゃんを殺した話があったね。
それは経済的に困ってイライラしてと言ってたよ」
「ほとんどの問題は突き詰めていくとお金なんだよ」

「じゃあ具体的にどうすればいいの?」
「テレビのニュースを見たとき、こう考えてみてごらん
『お金の無い社会だったら?』って」
「お金の無い社会だったらこんな犯罪も起きないってこと?」
「そうだ」
「それならイメージしやすいかもしれないね」

「そして、学校教育にも変革は要るよ」
「どうすればいいの?」
「知識を蓄える教育を減らして知恵を出し合う教育を取り入れる」
「例えば?」
「簡単に答えの出ない問題や宿題を出すんだよ」
「例えば?」
「『学校が楽しくなるにはどうすればいいか?』とか
『勉強を遊びながらするにはどうすればいいか?』とか
『人から感謝してもらえることは何だろう?』とかね」
「な~るほど」

「知識は限界があるが知恵は限界がない
しかし、知識がなければ知恵は湧かない。
だから知識のための勉強と知恵のための教育は必要なんだよ」
「知識も知恵も必要なんだね~」

「それはそうと、お金の無い社会にこだわっているけど
お金に対してどう思ってるの?」
「拝金主義者は『お金は神様からの贈り物』と言い
 廃金主義者は『お金は悪魔からの贈り物』と言う」
「ハハハハ・・・廃金主義者ね」
「笑うな!
大いなる存在から見ればお金は子供に与えたおもちゃと同じだよ」


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