ウランとオーガ

カンチンの皮膚科に行ったときのこと。。。

院内にはいかにもいたずらっ子そうなカンチンと同じくらいの年の男の子がいた。
その子、いろんな人たちに寄って行って親しそうな感じ。
「この子の親はいったいどの人なんだろう～？」って思った。

わたしが椅子に座るともちろんわたしのところにもやってきた。
カンチンと遊びたいようで、絵本を持ってくる
次から次にたくさん持ってくる
子供の気持ちを考えて、「ありがとう」と全部受け取った。
そしたら今度は持ってきた絵本をわたしから取り上げはじめ、下に投げつけだした
その子の親らしき人が出てこないので、一応「投げたらダメよ」と注意しておいた。

その子、次は足で周りの人を蹴りだした。
お年寄りもかまわず蹴りだした。
小さな子供のすることだから、そうたいして痛くはないが、でもやっちゃいけないことだよね。
そこで初めて親の登場～。
なんとその子の親はわたしの隣に座っていた
そしてそのママさんがしたこと。
『なんしよるんかー！やめんかー！バカが！』そして頭をパコーンと平手打ち

それでも男の子は平然とした顔でやんちゃに動き回る。（きっと叩かれなれてるんだね）
そしてお次は、わたしの足に腰掛けてきた。
年はカンチンくらいといっても体は彼のほうが一回りほど大きく、重かった～。
男の子のママは、ここでも『なんでお前は！やめんかー！！』

男の子が勝手に外に出ようとしたときなんて、『車がくるって言いよろーがー！もう、轢かれろ！』
これにはそこにいたみなさん目が点になった。絶句…。

一通り男の子の行動が落ち着いたところで、男の子のママさんがわたしに話しかけてきた。
『人様の子はみんなおりこうさんなのに、なんでうちの子だけがこんなん言うこと聞かないんでしょうかねー？』って。
知らない人で年上の人だったから『なんでですかねー？』って言っておいたけど、あんたね、親がそんなんだから子も激しいんだよ
子供は親のやることぜーんぶ見てるんだよ。
今はまだおしゃべりできないけど、今にすぐベラベラしゃべるようになる。
そしたらきっとあの子は汚い言葉を使いだすよ。
周りのお友達にも手を上げたりしだすよ。きっと。。。

あー、わたしも気をつけよう！！！
人のふり見て我が身を直す！！！