松山千春とエトセトラ

さて、今回は松山千春「浪漫」（５thアルバム）について…です。

Ａ面
ひとりじめ
雨の向こうに
車を止めて
もう一度
もうやめさ
Ｂ面
残照
僕の好きな風景
風の詩
空～翼を広げて～
夢の中
※全作詞・全作曲／松山千春

このアルバム、1980年代に入って一発目のアルバムなんだけど、それまでの４作品（オリジナルアルバム）とは明らかに違ったテイストで、さらには非常に良い感じに仕上がっている。全体的な印象としては、あくまで前４作に比べてだけど、メロディーラインが明るく、お洒落な印象が強い。このアルバムから松山千春の聴き始めた方々は、この段階ではフォークのイメージは皆無なのでは？フォークを愛しながらも、フォークという殻を自ら破り、確固たる松山千春ワールドを確立した感のある変身ぶり。いわゆるニューミュージックという言葉が生まれたこの時期においては、正にニューミュージックを代表するアルバムの一枚ではなかったか？今でも私の中では、オリジナルアルバムとしてはNo.1のアルバムです。

「ひとりじめ」…♪馬鹿を承知で付いて行くわと笑うお前を今夜はひとりじめ♪健気な女性…やっぱり男は女・子供を守らなきゃ！
「車を止めて」…この頃の楽曲の中では最もノリの良い楽曲なのでは？ライブでも、アンコールで良く歌う楽曲ですよね！
「もう一度」…伊藤ゆかりさんに楽曲提供。この楽曲は詩も曲もお洒落です。何かの番組で小池栄子さんも大好きな曲だと紹介されてましたね。聴いても、歌っても、気持ちの良い曲です。
「残照」…当ブログの♪名曲Pick Up！で取り上げています。
「僕の好きな風景」「風の詩」…心が洗われるような爽やかな楽曲の連チャンです。後者はＣＭソングにもなりましたね！
「空～翼を広げて～」…歌うとなると結構難しい楽曲なんだけど、卒業式で歌われる学校もあるとか…。ちょっと無謀かも…。