ニノン・ニナン
昨日・今日とフィリピンの講義に行ってきた。その中で、一番興味を持ったのは、ニノン・ニナンという儀礼親族。これは、教父・教母を誰かサポートできる人に頼むというソーシャルセーフティネットワーク。頼まれた人は、その人の精神的・物品的なサポートを生涯果たすらしい。頼まれる人は、社会的な位がその人より高いか、または同等の人なんだって。外人であると、金銭的にも安心であるし、外国に出たときに頼りやすいから頼まれやすい。両親以外の人にそのような保障できる人を頼むということは、日本の年金みたいなものだと思った。それは、昔からそこに住む人たちの知恵だと思った。面白い文化だなぁ。