介護・看護・看取りの心構え☆ソーシャルワーカーさん編
介護や看護を在宅でするか、病院などの施設でするかの判断はそれぞれの事情や考えで決まるもの。父自身は、なんとか体力をつけて自宅で過ごしたいと考えていましたが先生方は「自宅に戻って、お一人で過ごすのは厳しいですね」という判断。「転院するにしても受け入れ先がほとんど無いと思われます」。一応、在宅時のヘルパーさんや、自宅リフォームについて調べつつ退院後の生活について、施設やサービスを探す際に、病院のソーシャルワーカーさんに大変お世話になりました。☆医療ソーシャルワーカー Mさんにお世話になったこと ・退院後に利用できるサービス(介護保険関係含む)の具体例を教えていただき、生活や費用のイメージがつかめた。 ・転院先をさがすにあたり、候補を探し、各院に問い合わせをしていただいた。 ・各種病院に受け入れを断られ困っていたところ、近所の老舗病院が11月に開設した、医療と介護のサービス付き賃貸住宅、またはショートステイを紹介していただいた。面談3回し、その間メールも頻繁に。本人の考え、医師・家族の考えや判断を聞いて、話をすすめていただけます。☆探す際のポイント ・緩和ケア? ・・・輸血希望父の場合、週に2回輸血をして生き延びていますので輸血をしなければ3日もたないかも・・・「あと1年は生きたい」と希望があるので、輸血の継続を希望。そうなると輸血ができる施設は限られ、ますます候補が絞られます。緩和ケア病棟だと、痛み止めの対応が中心なんですね。 ・場所職場から近ければ、毎日寄れるので、その範囲を希望。また駅から徒歩で近いと一層有難い。しかーし、そこにこだわれるほど候補が無いのです。でもMさんは最大限、希望に沿って探して下さいました。・費用入院中は月4~5万円の自己負担+洗濯や紙おむつ持参ですが、転院すれば月20~25万円目安。「ここ、いいなあ」と思う療養型の病院は月60万円でしたぁ~。この時点で「退院されたら1カ月はかからないかと思われます」という感想をいただいていましたが、もしかして1年は生きていてくれるかも、という願望も混じり月20万前後の病院で探していただくことにしました。・サービス付き高齢者専用賃貸住宅さまざまな病院に当たりますが、父の容態、また輸血が必要なことでことごとく玉砕。東京都のモデル事業として認定された施設で、医療と介護のサービスを受けられるところをご紹介いただきました。最初はショートステイの制度を利用するつもりで見学に行ったところ広々として明るく、新しい!11月に開所されたばかりだそうです。Mさんと施設とで話を進めていただき、ショートステイではなく高専賃のほうで受け入れ可能そう、ということで、あわてて高専賃について勉強をし、話を伺い&申し込みをするため向かう途中で、父の容態急変の連絡がありました。・移送サービス病院併設で医療のサービスがついていますが、週に2回は今の病院に通院することになりました。業者の介護タクシーだと月8万円ぐらいかな。Mさんに「こういったところも当たってみてはどうですか?」とご紹介いただいたのは地域のNPO、社会福祉法人などの移送事業サービスです。高齢者ではなく障害者の自立支援。立川市にある団体で会員登録無料のにところ、さっそく申し込みました。残念ながら申し込んだ2日後にキャンセルしましたが、団体のネットワークがあり立川以外の地域についても紹介可能、何かあったらご相談くださいとのことでした。私や主人もお世話になるかも。◇社会福祉法人幹福祉会 ヘルプ協会たちかわ HAT ~24時間ホームヘルプの移送事業サービス (1)利用時間による協力金:最初の1時間につき、1,000円 以後30分経過ごとに、500円 (2)距離による協力金:立川市内の運行の場合は無料。目的地が市外地の運行の場合は走行距離1kmにつき50円 (3)入会費・年会費:入会費・年会費ともに、無料。・・・こんな感じで、介護だけでなく、医療だけでなく、そしてあちこちへの問い合わせもになっていただきました。また、今月に入ってからは私もつい甘えて弱音を吐き、私自身についても面倒をみていただきました。ありがたい存在です。