昨日の大魔神カノン 第26話
「歌恩」カノンが父親の結婚式で新しく作りなおしたいのりうたを歌い、それを聞いたブジンサマが甦り、ゴンベエさんが封印したイパダダが封印を解いて暴れ出し、それをカノンと一緒にブジンサマが何とかしようと出撃し、歌いながらイパダダを封印し、自らも眠りにつく事になりましたという最終回でしたね(一気にまとめ過ぎだな)ブジンサマの戦いそのものは悪いとは言わないですが、結局2クール使ったのに、ストーリーとしてはあまりにも薄かったなぁって。カノンが人に裏切られて、そこから立ち直る過程を浮き沈みを何度も繰り返してやるほどのものだったのかと言うと、本筋としては、ある意味右肩上がりに回復するものではないという事を考えれば現実的ですが、そこにばかり力点がいっていたので、イパダダの存在が危機感のあるものとして描ききれていないと言うか、後半イパダダ討伐隊としてオンバケの皆さんが大量投入されて出撃していても、単なる鬼ごっこになってしまっていましたし、カノンとイパダダが完全に別の話として動かし過ぎたなぁと。そこら辺をリンクさせて、落ち込んでいられないとばかりに歌を取り戻す!みたいな展開にすれば、2時間の映画でなんとかなってしまうんじゃないかと思えましたし。期待していたものと、あまりにも違うものを見せ続けられてしまったと。カノンと直接関わらなかったオンバケの皆さんなんて、その他大勢扱いにしておくのはもったいなかったと思いますしねぇ・・・結論としては、高寺Pってやらなければいけない事の制約をもっとガッチリと囲った状況じゃないとダメなんだろうなぁと。最終回まできて、やっとブジンサマが動きだす!という事よりも、カノンの兄というチョイ役でオダギリジョーが出てる!っていうインパクトの方が強いんじゃなぁと・・・ものすごい製作費を使ったという前情報をガンガン流していただけに、ご利用は計画的にって思ってしまった作品になりましたと。面白い話はあったんですけどもね・・・