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テーマ:NBA(1432)
カテゴリ:ブルーカラー普及委員会
明日からNBAは08-09シーズンが始まります。
それを記念してというか、個人的なきまぐれによって、私が以前放り投げたサイトでやっていたものと似たような事を4年ぶりに復活させようかと思います。 4年前にやっていた事を知っている人を探す方が大変な作業になるでしょうから、4年前にやっていたというものを簡単に紹介しておきましょう。 NBAの選手を取り上げて、やれ大胸筋がどうとか、大腿四頭筋がどうだとか、肩幅がどうだとか、もみあげがどうだとか、夜道で会いたくないだとか、そんな事を無責任に言い募って、ふざけるのも大概にしろよと顰蹙をかっていたものですね。 今更過去を知っている人もいないでしょうし、またひっそりと始めようかと。(単に何を本来メインにするブログかわからなくなってきている事への危機感ゆえにですが) やれ大胸筋がどうだとか言っていた割に最初に取り上げるのははちきれんばかりの筋肉とは縁遠いマーカス・キャンビーだったりするのは正直どうだろうという思いはありますが、いかんせんシーズン前に取り上げたくなる状況ですから仕方がないですね。 NBAの世界に移籍はつきものであり、シーズンオフ最大の楽しみがドラフトと移籍であるという事に異論がある人はいないでしょう。 誰がどこのチームに移籍するかによって事態は一変するといってもいいからです、特に自分が応援しているチームや応援している選手の動向は気になるものでしょう。 今シーズンオフも多くの大物選手が移動しましたが、その中でも最もインパクトが強く、デンバーのファン及び選手が思わず、「絶望した!守備の要をドラフト2巡目指名権なんていうただ同然でトレードしたフロントに絶望した!」と叫んでしまったであろうことが、マーカス・キャンビーのクリッパーズ移籍ではないでしょうか。 現在3年連続ブロック王に輝き、2年前のシーズンにはディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、現在最もディフェンスが評価されているビッグマンであることは疑いようがありません、しかし、サラリーキャップの都合とはいえ、ただ同然でトレードされるという事態は、正気の沙汰ではありません。 何よりもこれに怒りを感じたのは本人でしょう、表向きはだいぶ冷静になったとふるまっていますが、本心はナゲッツ相手にどれだけバカな事をしたかを思い知らせようとしているでしょう。 さて、キャンビーは96年にドラフトされ今年でプロ入り12年目になるベテラン選手です。 しかし、一向にベテラン扱いをする気になりません。 それは、今だに成長を続けていると同時に、身体能力が衰えてないという事になります。 キャンビーは早くからブロックに定評がありましたが、インサイドの選手としては頼りなさの方が目立ってしまいがちでした。 とにかく、インサイドの選手としては線が細いという事、そして最大の欠点が怪我に弱いという事になります。 なにしろ、NBA以降レギュラーシーズンの出場試合数でもっとも多いのが昨シーズンの79試合。 若いうちに何やっていたんだ?という思いと、むしろ今の方が丈夫で若いんじゃないかと思ってしまうのはこうい理由につきます。 ラプターズ、ニックスと期待されながら、完全に期待にこたえられなかったのは怪我がちと言う事につきます。 しかし、ナゲッツに移籍してからは移籍初年度を除けばおおむね長期離脱しなかったおかげで、今ではすっかりディフェンス選手として地位を確立しました。 キャンビーと言えばブロックと即座に思い浮かぶくらいキャンビーのブロックというのは印象に残ります。 4度ブロック王に輝いているからというだけではなく、とにかくブロックが派手なのです。 普通ブロックと言うのはシュートを防げばいいわけであり、シュートに対して手が壁になる、バレーボールのブロックと同じような形になるのが普通です。 しかし、キャンビーのブロックは同じバレーボールに例えるとアタックを撃っているようなブロックであり、シュートを防ぐと同時にボールが吹っ飛んで行きます。 これができるのは、瞬発力とジャンプ力がインサイドの選手としてはとび抜けて高いためであり、もともと正対している相手のシュートをブロックするだけではなく、自分から離れている選手に対しても思い切り飛び込むために、よけいに吹っ飛んで行くブロックになりがちになるのです。 またこのジャンプ力は当然リバウンドにも生かされています。 きちんとインサイドのポジショニングをしてのリバウンドももちろんやっていますが、構えた所ではなく走り込む必要があるリバウンドを拾いまくります。 スピードとジャンプ力といった身体能力は年とともに計算できなくなり、多かれ少なかれプレイスタイルを変更していくのがベテラン選手の常です。 しかし、キャンビーはベテランという年齢に達しながら、その部分を残したままプレイしているというのが驚きです、経験と若さをベテランになってから獲得したとすら思えます。 まぁベテランぽくないのは、ミスする時も豪快だったりするからなんですが、最近はあまり目にしない気がしますが、独走状況でダンクを豪快にはずしてリムにぶつかったボールが吹っ飛んで行くというイメージが残ってしまっているからなんでしょうが。 さて、キャンビーはクリッパーズに移籍する事になったのは繰り返していますが、移籍にともない、キャンビーは久しぶりにPFのスターターという役割に変更されます、もっともセンターとしてはスピードがあり変り種でしたので、あまり変化がないというか、マッチアップする相手の問題程度の事になるのでしょうが。 そして、インサイドでコンビを組むのは、昨シーズンエルトン・ブランド欠場の間に、ブランドの穴を埋めるようにブロックの能力を受け継いだのかというくらい急激にブロックに開眼したクリス・ケイマンになります。 昨シーズンの数字をそのまま単純に当てはめる事はできないでしょうが、ブロック1位と3位というの2人が並ぶツインタワーは相手にとっては攻撃しにくくて仕方がないでしょう。 今シーズンのクリッパーズは寄せ集めと言ってもいいくらい原型がないチームになってしまったので、勝利数がどうなるかは全くわかりません、しかし、キャンビーとケイマンのツインタワーは本気で楽しみで仕方がありません。 この2人が活躍すれば、インサイドのディフェンスが脚光を浴びるのではないかと期待しているので。 そして、ディフェンスが弱点と指摘され続けているナゲッツがディフェンスの要を失ってディフェンスがぼろぼろになってくれると、いかにディフェンスが必要であり、ディフェンスに長けたキャンビーの存在が重要であったのかを示せるのではないかと別の楽しみも持っていたりします。
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