|
カテゴリ:読書 小説
身体が弱い若旦那と、愉快なあやかし達の「しゃばげ」シリーズの9作目になります。
弓手、馬手、左に曲がるか右に曲がるか、ほんの些細な事で変わってしまう運命が1冊を通して貫かれています。 連作短編ではありますが、時系列に並んでいるのではなくそうなっている狙いが最後に明かされるという、読み始めからずっと気になるままラストに向かっていきます。 連作短編として1冊にまとめるものとして、このシリーズではそのまとめている意味を感じさせる作品が多い中、今回はいつも以上に狙って1冊にしたなと。 ネタバレは書かないようにと心がけているので書きませんが、それぞれの短編としてのお話のまとまりも楽しめますが、1冊としての短編集としての結末が最初から最後まで気になりますし、こういう事もあるのかと驚かされました。 ただ、賛否両論でそうな仕掛けだとは思いますけどもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月06日 20時23分52秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書 小説] カテゴリの最新記事
|