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カテゴリ:読書 小説
繁華街から少し離れた所にあるショットバー「モーさんの隠れ家」ここに持ち込まれる人生相談が引き起こすちょっとしたあれこれという、日常の謎系のミステリー。
バーを舞台にした安楽椅子探偵というのも、1つのジャンルになっているような気がしますが、鮎川哲也の三番館シリーズのようにマスターがびしっと推理を決めるというお決まりを逆に使った感じですね。 人生相談なんて、そう簡単に推理したようには運ばないとでも言うような。 連作短編集ですが、連作という所が重要で、それぞれの結果があとあとにも意味をなしてくると。 一見単なるネタミステリーかと思うと、全くそれだけというわけでもないなんていうのも、狙っているとしたらば侮れないなと感じる1冊ですね。 気楽に読めるのでハードルはかなり低いというか、かっちりした推理物を期待しないで読んだ方がいいかもしれないとか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月10日 20時17分34秒
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