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カテゴリ:地形図の話
昨夜、
東京都山岳連盟がやっている 「平成17年度トレッキングスクール」の 机上講習会に講師として呼ばれ、 地図読みのお話をしてきました。 参加者は40人くらいだったでしょうか。 1時間20分の間、熱心にメモをとっている方もおられ、 山を登る以上、地図は読めるようになりたい、 と思っていることが伝わってきました。 参加者がいちばん面白がってくださるのが、 やっぱり、地図に尾根線と沢線を書き込む作業ですね。 ときおり図書館で「地図の読み方」を見つけることがあるのですが、 巻末に差し込んだ地図帳を開くと、たいがい、 尾根線を書き込んで、それを消しゴムで消した跡があります。 公共物にこういうことをするのはどうかと思う一方で、 著者としては、内心たいへんうれしいわけです。 ただ、「標高30m登る」とか、 「小ピークから分岐する小さな支尾根」、 などという話になると、 やっぱり、言葉でうまく伝えるのは難しいですね。 ふだんの講習会では、目の前にあるものを指さして、 尾根だの沢だの小ピークだのと説明しているわけで、 あれは実はすごく簡単なことなんだと実感しました。 話の最後に、 地図読みがうまくなるいちばんの秘訣として、 歩くときに地図をポケットに入れること、 そのために、地図をコピーしてビニールパッキングすること、 という話をしました。 講習会でも解散するときに必ず話すことです。 私の夢は、いつか、 私と同じような体裁で地図をパッキングしている人と、 山でばったりと会うことなのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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