2006/10/30(月)17:11
鹿児島の味
◆旅の回顧録(3)◆ 鹿児島・その3(最終回)
鹿児島3日目は指宿方面を観光しました。鹿児島に着いたその日に、市内に住む友人夫婦に電話しました。突然の来訪にもかかわらず、3日目は奥様のほうが快く観光案内をしてくれました。お2人は以前私の地元に住んでいて、十数年前にご主人の転勤で鹿児島市に引っ越しました。私とは年の離れたお2人は兄と姉のような存在です。
朝、奥様のNさんが迎えに来てくれました。どこへ行きたいと聞かれても、鹿児島のことなんてほとんど知らなかった私、とりあえず指宿って答えました。指宿には九州でいちばん大きな湖の池田湖があります。
池田湖です。
ここはネス湖のネッシーならぬ、池田湖のイッシーという海獣が目撃されたという有名な湖です。湖沿いに石でできたイッシー(洒落ではないですよ)の像が立っていました。ただそれだけって感じの湖でした。あ、あとオオウナギが飼育されていました。これはでかくてまずそうだ~。果たして、数年たった今も存命でしょうか…。
そしてお昼。何が食べたいって聞かれたので、指宿の有名なものって答えました。うん、無難な答です。Nさんが言うには、指宿といえばお蕎麦なんだそうです。これは初耳でした。けっこうおいしかったって記憶があります。ここではNさんのご馳走になりました。
次に進んだ先は開聞岳山麓自然公園でした。開聞岳は薩摩半島の南端に位置する山で、標高は924m。なだらかな美しい山で、知覧を出発した特攻隊員たちは、この山を何度も振り返りながら沖縄へ飛び立って行ったといわれています。山麓自然公園は2合目にあり、車で登ることができます。
山麓自然公園からの眺め。海がきれいでした。
この公園内には天然記念物のトカラ馬が放し飼いにされています。小型の小さな馬で、大人しくてひたすら草をはみはみしていました。近寄っても人を怖がらなければ逃げもしませんでした。
かわいいでしょう♪
それから一路鹿児島市内へ戻りました。車に乗っていて思ったのですが、鹿児島は進学塾が多いです。当時自宅で塾を開業していたNさんが言うには、鹿児島には有名な地元企業が少なく、親は子どもを地元の国立大学に入れて、公務員や医者にさせたがっている人が多いとか。
市内に戻ってからは、鹿児島名物の「白熊」を食べに行きました。白熊を知らない人はいませんよね。白くてフルーツの入ったでっかいカキ氷です。これを食べるために鹿児島へ行ったと言っても過言じゃありません。
これですよ、これ!
白熊の元祖という某有名店に入り注文。それはそれは大きかったです。冷房がガンガン効いた真冬のような店内で食べる大きな白熊、まるで我慢大会のようでしたが完食しました!おいしかった…。
夜はご主人のYさんとも合流し、食事に行きました。Yさんにご馳走していただきました♪それも「さつま定食」。それは、黒豚の角煮、キビナゴの刺身、揚げたてのさつま揚げなどの鹿児島名物が並んだ、おいしい、おいしいお食事でした。最初の2日間は1人だったので適当に食べていたけど、3日目にして鹿児島名物を満喫できました。それも全ておごり…。
帰りのバスは夜の11時。時間までNさん&Yさん宅で過ごし、それからバス停まで送っていただきました。突然の来訪なのにありがたかったです。帰りの高速バスは高速道路もすいていて、寝る暇もなく2時過ぎには到着しました。丑三つ時、お寺の前のバス停に一人ぼっち…。ちょっと怖かったです。
おわり♪
おまけ:バス停から車の停めてある叔母の家まで行くと、まだ明かりが!ラッキー!帰れると思ったら、叔母は電気もテレビもつけたまま爆睡中。朝方までテレビを見て過ごしました…。
鹿児島土産で買ったもの。
やっぱりさつま揚げですよね~。本場のは甘くてふわふわでおいしいです。
かるかんに、カスタード入りの蒸ケーキもおいしいんです。