2009/07/20(月)18:15
名古屋城
名古屋&ちょこっと岐阜の旅・その7
名古屋城は日本100名城に指定されており、兵庫県の姫路城、熊本県の熊本城とともに日本三名城といわれています。名古屋城は徳川家康が九男・義直の尾張藩の居住地として、1609年に築城決定、1610年に築城開始、1612年に天守閣が完成しました。尾張徳川家17代目までの住居として、明治時代まで利用されました。
明治維新後、14代藩主が新政府に名古屋城の破却と金鯱の献上を申し出ましたが、山縣有朋が城郭の保存を決定、1873年(明治6年)には名古屋鎮台となりました。その後、名古屋市により市民に一般公開され、建造物や障壁画が国宝に指定されたものの、1945年(昭和20年)5月の名古屋大空襲により焼失してしまいました。
天守は全国からの寄付などにより1959年(昭和34年)に復元され、金鯱とともに名古屋のシンボルとなっています。
また、名古屋城は西国諸大名の助役による天下普請(江戸幕府が全国の諸大名に命令し、行わせた土木工事のこと)により築城されました。中でも、最も高度な技術を要した天守閣石垣は、熊本城主の加藤清正が築きました。石垣の四箇所の隅石には、担当した清正の家臣の名前が刻まれています。また、東北隅北面石には「加藤清正肥後守内下総」と刻銘されています。
天守台の石垣。
城内は博物館になっていて、築城の様子を知ることもできます。
天守閣からの景色。
この旅行記のいちばん最初で紹介した、ユニークなビルも見えます。
まだまだ見どころがたくさんの名古屋城。次回はその中から見られたものだけ紹介したいと思います。
つづく…