スノーマンのダンス

雑草取りの庭仕事をしたいが日差しが強くて家の中で過ごしている さっちんはそんな時間はコーラスの練習 ヴォイスレコーダから流れる音を聞きながら楽譜を見ながらメゾソプラノの声で歌い続ける おいおい、その音ちょっと変だよ音がズレているのでは？ なんて言いたいけど言っちゃいけない 黙っている ハハ 一通りコーラスの練習が終わったらジャズダンスの振付の練習を始めた それ何のダンス？ と聞いたら スノーマンが歌の中で見せるダンスだと言う 70過ぎのお婆ちゃんがスノーマンのダンス？？？ と言いたいが 本人は真面目にやっているから言っちゃいけないいけない ハハ でもさすがにそのダンスを覚えるのは苦労している様だ 2人には そんな平穏な時間が流れているが 世の中を見てみると 地球を丸いガラスの器に例えるなら 今の時代 争い事や異常気象等で ガラスの器のあちこちに色んな大小の亀裂が沢山入っていて 更なる亀裂を入れようとする人はいてもその亀裂を直そうとする人が直せる人がどこにも居ない これ以上の亀裂が入ったら本当に全体が壊れてしまう 今の地球を見ているとそんな危機感、恐怖を感じる そしてそんな瞬間はすぐ目の前にあるような 今のこの平穏な生活が一瞬で吹き飛ばされそうな 夕方 2人で浜辺に行って 地球の水平線を 座ってずっと眺めていた そこには 穏やかな地球が広がっていた