2011/02/20(日)17:45
田舎の紳士服店のモデルの妻 & 砂の上のあなた & ベッドの下のNADA
最近すごいスピードで読んでると思ってたらそんなことなかった。ただたんに ブログをアップするスピードが遅いだけであった。なあんだ 先日読んだ本 3冊
宮下奈都氏の 「田舎の紳士服店のモデルの妻」主婦梨々子の目線で話が進む。
子供を持つ同じ主婦ゆえに、分からずとも遠からずみたいな気持ちになる。
最後はきらきらした 一筋の光が差し込む とか
最後は なにかしらの救いがある というたぐいのお話が好きな私には、
ちょっと、無理やり光差し込ました みたいな気がして残念でならない。
ってどんだけ上から目線
白石一文氏の 「砂の上のあなた」「人間っていうのは、肝心なときに限って自分らしく振る舞えないもんだから。
自分でありつづけるのは大変だけど、そうじゃなくなるのは案外簡単ですよ。
自分を放棄する理由って幾らでも思いつくじゃないですか」
・・・・・浩之が美砂子に語ったことばより。
私は、この浩之が美砂子に語った言葉のところを読んで、
実は、泣いてしまった。
ここがとても、心に染みたのだった。
井上荒野氏の 「ベッドの下のNADA]お互いの心に距離が感じられる夫婦と、
夫婦が営む喫茶店「NADA]に集まる常連たち。
お互いがお互いを愛していないという夫婦。
2人とも、違う方向を見てるようで無関心を装いつつ、
本当は、お互いの心の内に一番関心を持っている。
波一つない穏やかな水面を見せておいて、
水中では渦を巻いている川面のようである。
それでも、日常は続いていく。
少しうすら寒く、リアルに感じられた。 最近一日1冊ペースでも、それもきっと今日で終わりだ。だって、そんなに読めるってことは ほかは何にも出来てないってこと・・・ とりあえず 昨日は今年3回目の千枚漬けを漬けた