チマ.のチマチマと徒然に

2006/11/28(火)20:29

父親たちの星条旗

その他(120)

日曜日、ウィンターソング上映後に 硫黄島 父親たちの星条旗 が上映される事をしり、映画のハシゴ 流石に年齢層は色々 私の隣には、おそらく戦地へ行ったか、戦時中に少年時代を過ごしたかと 思われる男性が座っていました 若者~老人 どういう話になっているのだろう アメリカの正義を前面に出すような映画なのだろうか なんて思っていたけれど 中々、醜い所も表現されていた 数日で硫黄島を落とす事が出来るだろうと思いきや 一ヶ月以上かかった 姿の見えない日本兵に倒されていく米兵 プライベートライアンほど血生臭い映像ではないけれど 倒れ果てていく米兵の姿は、中々・・・ 星条旗を掲げた写真 それに写っていた兵士達を英雄として帰国させる 国に利用されて、翻弄されて・・・ アメリカの人種差別も、ちゃんと組み込まれていた インディアンの「英雄」の一人に 「マサカリで闘ったのか?」 あるバーでは 「インディアンはお断りだ」 アメリカの、醜い部分もちゃんとあらわしている映画だった 硫黄島の英雄(ヒーロー)として利用され そして、徐々に忘れられていく 日本の、私たちの祖父母・・・戦争を体験・戦地を体験した人は 中々その事を話さない 忘れたいのだろう 米国側のこの映画でも、大東亜戦争戦勝国である国側でも 本当の戦地の事は話したがらないものだ そう言っていた 隣に座っていた若いカップルの女性は泣いていた 私は涙しなかったよ 中々中味の濃い映画だったなと思った 上映後、この映画の、日本側バージョンの予告が流れた 是非観なければ!! 美化していないアメリカの戦争映画を初めて観た 他にもあるのだろうけど、私は初めて観た ヒーローなんていないんだ

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る